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作品一覧

  • 一冊でまるごとわかる「里山」入門
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    里山とは、人の手が入った森林や農地が存在する山地・丘陵地・台地のことです。おもに奥深い自然環境と人が多く住む地域のあいだにあって、独自の生態系が築かれてきました。日本では古くから物語や唱歌に登場し、生活に欠かせない場所として親しまれていました。 これまで里山は、人の手が入ることによって豊かな自然環境が維持され、「資源」「水源」「砂防」「生物多様性」「緩衝緑地」など、様々な役割を担ってきました。しかし近年は、その魅力が注目されつつも、里地里山は減少・荒廃し、様々な問題を引き起こしています。最近、クマが人の居住地域に出没するようになったことも、里山のような緩衝地帯が失われていることが理由の一つと言われています。 本書では、日本人にとって身近な自然環境であった里山について、その景観の成り立ちや生態系、そして役割・機能から保全までを、科学的・歴史的・社会的な視点でわかりやすく解説しています。「里山って何?」という方でも、写真や図版を豊富に盛り込んだこの一冊で、里山にまつわる事柄の全体像が理解できるようになっています。長らく里山の実地研究と保全活動に携わってきた里山湿地研究所の地理学者が著した、まったく新しい「里山の教科書」です。
  • その日常、地理学で説明したら意外と深かった。
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    1巻1,540円 (税込)
    人は土地に住み、その地域の自然環境やそこで育まれた多様な文化的社会的関係の中で生きています。ふだん人はそのようなことを深く考えることなく暮らしていますが、じつは地理学的な視点で見てみると、どの地域にも固有の歴史文化や自然があることがわかります。本書ではそうした地域や自分が住む街のことを知るべく、物語で描かれる日常に即して地理学的な視点や考え方を紹介します。各章は物語パートと地理学の解説パートで構成され、何気ない日常を地理学的に解き明かしていきます。物語はとある家族が都市郊外の団地に引っ越してきたことからはじまります。この地域で起こる不思議な出来事の背景には何があったのか? 土地に刻まれた自然と人々の歴史が、時空を超えて織り成す感動のミステリーを楽しみながら学べる一冊です。
  • あれもこれも地理学
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    「遠距離恋愛はなぜ生まれるのか?」―それが本書の地理学と何の関係があるのか。そう思われた方がいらっしゃるかもしれません。じつは関係があります。地理学は空間の科学です。「場所」や「地域」をキーワードにあらゆることを分析します。自然環境はもちろん、人が作り上げた文化や社会にまつわる出来事や現象についても「どこで起こっているか」「なぜそこで起こっているか」を明らかにしていきます。冒頭の「遠距離恋愛」も場所と人の空間の移動が関わってくるので、当然、地理学的な見地から分析することができるのです(詳しくは本文で)。本書は、他にも「近郊の街はなぜ若い人が多い?」「ビール工場はなぜ街の中にある?」など、社会や文化、経済に関わる、いわゆる「人文地理学」の基本的な考え方や知識を紹介し、具体的で身近な事例を通してわかりやすく解説しました。
  • はじめて地理学
    3.3
    1巻1,650円 (税込)
    「地理学」っていったい何をする学問なんだろう?そんな疑問を抱いた方にこそ読んでいただきたい地理学の入門書です。本書では具体的な事例を紹介しながら、地理学の考え方や魅力をお伝えします。身近な場所や旅先で目にする風景や物事の疑問が、地理学の知見によって解き明かされる面白さを体験していただくことができるでしょう。また自然地理学の基礎知識をおおよそ網羅しているので、イチから学びたい方にも最適です。本書を一冊読み終えれば、いつもの風景が違って見えるようになるかもしれません。

ユーザーレビュー

  • あれもこれも地理学

    Posted by ブクログ

    『学問としての地理学を体系的に修得するというよりも、地理学の基本的な考え方や、地理学を通して見える世界を伝えること、そして、それを日常生活や社会の中で折に触れて活かせるようになってもらうことが授業の狙いです。
    この本の目的も、まさにここにあります。』とあるように、面白い本。

    小さな興味から地政学を学んでみたくて出会った本。
    数年ぶりに「いい本」に出会えた。
    時間地理学をベースにした、ライフログ・日記アプリが欲しいと思った本だった。

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    2020年05月15日
  • あれもこれも地理学

    Posted by ブクログ

    著者が勤務する大学が私の地元と同じだから、たくさん愛知や愛知周辺の話題が出てきて面白かった。
    スマートシティや民族学、移民のプッシュプル要因など、学生時代に興味があった分野がまるっとまとめられていて、学生時代に読んでおきたかった。

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    2025年08月16日
  • あれもこれも地理学

    Posted by ブクログ

    これもブログの参考図書で見かけた本。
    文化や社会に関わる「人文地理学」について身近な話題から入って興味を惹きながら解説している本。
    各論スタイルなのでそれなりにボリュームもあるが、気軽に楽しく読めた。

    今の社会を説明してくれる、クラシカルなスタイルの地理学もそうだが(街中にあるビール工場の項)、社会の課題に取り組み地理学と題した第二章は、安易に、あるべき論に飛びつかないよう、賛否両論や現実の難しさも説明されている(コンパクトシティの項)。

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    2022年08月20日
  • あれもこれも地理学

    Posted by ブクログ

    読みやすくて面白かったです。人文地理学の各テーマの触りの部分を身近な話題に引きつけて解説しています。高校生が地理総合を学びながら読んでもいいですし、大学生や社会人が関心の幅や視野を広げるために読んでもいいと思います。

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    2022年06月15日
  • あれもこれも地理学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人文地理に興味がわいた。
    原料の重いものは原産地立地、製品が重ければ消費地立地。だからビール工場は都市に。消費動向に敏感なら都市周辺。人件費、技術なら地方都市。諏訪や函館の臨空工業団地の狙い。なかなか売るもの多し。海外輸入原料輸出製品の時代だから、臨海工業が発達する。それらを人の動きで分析。

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    2020年09月04日

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