がん保険に入ったほうがいいかなぁ、と思っていた。そのきっかけはCMの、「二人に一人ががんになる時代」というフレーズ。罹患するほうの一人か、それともしないほうの一人か、と考えると、自分の親族、誰もがんで死んでないのに(早死にする家系とも言える)がんに罹るような気がしていた。そんなときにこの献本。グッド
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この「二人に一人」に対する答えも用意されていた。なんと統計上「二人に一人」になるのは80代のことを言っていた。だから当然50代60代はもっと低い(どれくらいの確率かはわからない)これまたうちの家系的に80代まで生きた者はいないので、もうこの時点でがん保険いらないか、と自分のなかでは納得してしまった。そもそもがん保険に入ろうか迷ったのは、がん治療は高いという認識があったからなのだが、どうやらそうでもないらしい。高額医療費助成制度もあるし、先進医療での治療では数百万かかります、という脅し文句も、そもそもそんなに先進医療を受ける必要のある人も少ないらしい。
それを証明するのが先進医療特約の保険料の安さ。年間でも千数百円。がんの先進医療の実施件数は全国で1年あたり数千件(一人で何回か受ける人もいるから、受ける人となるとたぶんもっと少ない)これを多いとみるか少ないとみるか。まあ、月百円程度の特約でもペイできる仕組みだから保険会社も勧めるのだろう。
あとよく何かと耳に入り、人を不安にさせる差額ベッド代。個室は保険適用外で実費負担というもの。これもなんとこちらから個室を要求しなければ、たとえベッドの空きがないからと個室にまわされても、差額を払う必要はないらしい。それは病院の都合だから、という理屈で。そんなこと病院に言ったら、じゃ、うちでは受け入れできないので余所に行ってください、と言われてお終いの気もするが、一応駄々を捏ねてみる価値はありそうだ。そんな機会が訪れたら、試しにやってみよう。
その他にも、なにかとテレビCMで耳にするあんなフレーズやこんなフレーズ。例えば、働けなくなったら以後の保険料いただきません、とか。働けないの定義が、保険会社によって相当厳しい実情なんかも書かれていて、いざというとき役に立たないことがわかる。
あと何年間か無事故だともらえる、いわゆる無事故ボーナス。あんなのは保険料にあらかじめ上乗せしてあるだけだから、得でも何でも無い。入院したらそれが戻ってこないんだから、貯金しとくほうがまし、という指摘。ごもっとも。でもそれに気づかず、お得と思ってる人もいるんだろうから、恐ろしい。騙されてますよ!
今度、ほけんの窓口に行って、どんなフレーズが担当者の口から出てくるのか試してみよう。
最後に、ソクラ哲のキャラクター、ツボにはまった。普通に面白い。