二人の娘さんが東大に現役合格したというお母さんの子育て論。
育児中にもコーチングの仕事をされていたらしく、コーチングを活かした子育て論という読み方もできるかもしれない。
女の子の子育てという意味で、参考になる部分が多いが、具体的な方法はもとより、「勉強が得意だ」と言うことは「スポーツが得意」というのと同じ、という考え方や、年齢によって親の関わり方を変えないといけない、という点などは当たり前でありながら、なるほどと思わされた。
これを読んだからといって、良い大学へ入れるようになるのかどうかは判らないが、普通に育児本として読めばよいと思う。
「学習の習慣づけ」はしてあげたいのだが、家にいない父親には難しい・・・
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(目次)
第1章 勉強好きで何が悪い!楽しく学べば必ず伸びる
勉強の楽しさは親が伝える
「勉強好き」も一つの個性
受験で得られた「頑張る力」と「効率化」
「やらされる勉強」では子どもは伸びない
中学受験は親子一丸となって挑むもの ほか
第2章 教育ママで何が悪い!娘二人を東大に入れた私の子育て
職業:教育ママ
ミッション:子育て
ゴール:子どもの自立
好奇心を摘み取らない
強みを生かすアメリカの教育
ゴールは東大の先
主婦は「ジェネラル・マネージャー」 ほか
第3章 できる子の親・7つの子育てポリシー
ポジティブにドンと構える
制限をかけない
あえて負荷をかける
刺激を与える
競争相手を作る
自信を持たせる
愛情をかけても期待はかけない
第4章 年齢別・子どもが伸びる5つの関わり方
年齢によって親の「関わり度」を変える
幼少期:何でも一緒に(関わり度100%)
楽しさを伝える
スキンシップをとる
習慣を作る
「自信」の原点を育てる
小学校時代:誘導する(関わり度80%)
子どもの話を聞く
「できる」と思わせる
子どもに決めさせる
「ガイド役」になる
中学時代:待つ(関わり度50%)
受け止める
将来の話をする
高校時代:足を引っ張らない(関わり度30%)
口を出さない
「マネージャー役」になる
「大丈夫」と言ってやる ほか
第5章 東大合格を実現した我が家の勉強法
幼少期:刺激を与える五つの遊び
小学生時代1:いい生活習慣を作る三つの工夫
同じ時間に同じことをする
小学生時代2:勉強を習慣にする七つの秘訣
食卓で勉強する
仕切りをつける
やることリストを貼る
三十分で区切る
親が一方的に決めない
一日の分量は「足りない」程度にする
小学生時代3:考える力を育てる三つの指導法
間違っていても直さない
「超」得意科目を作る
中高生時代:我が家でやっていた九つの勉強のコツ
「本当の勉強時間」を計る
殴り書き暗記法
貼り付けノート術
英文小説読書法
親は百パーセント協力する ほか