山本昌子の作品一覧
「山本昌子」の「親が悪い、だけじゃない 虐待経験者たちのREAL VOICE」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山本昌子」の「親が悪い、だけじゃない 虐待経験者たちのREAL VOICE」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あとがきより
どんな支援ができるかではなく、
どんな関係を築けるか。
すべてはそれ次第だ。
…省略
子どもたちを支えるひとには、
想いが届かないと絶望をかんじることがあっても、
どうか諦めないでほしいと伝えたい。
親に恵まれた人も、
それが当たり前ではないことを感じ、
少しでも感謝の気持ちを抱いてもらえたら嬉しい。
そして何よりも、誰もが自分自身を愛し、
そして自分にとっての大切な人と
丁寧に向き合い生きていってほしい。
私も、私の大切な人たちを何よりも大事に、
これからも生きていきたいと思っている。
★感想
年齢関係なく
ただ、聴く、話す、一緒にいる。
とてもシンプルなのに
難
Posted by ブクログ
山本昌子さんのお話を聞く機会があつた。虐待も含めて、かなりハードな子ども時代、児童養護施設などで育ったにも関わらず、明るくまっすぐで、相手に寄り添うように話を聞き、非常にわかりやすくお話をされる方だつた。
そんな立場から、同じように、かなり大変な子ども時代を送ってきた当事者である子どもたちへのインタビュー。虐待の話は、読み進めるのも大変なところもあった。それでも、彼らは受け止めて、自分で考えて選択して、生きていくしかなかつた。
世間からは過酷と言われる環境から、良き他人と出会うことで、前向きに生きようとできた、ある意味、一握りのサバイバーの子どもたちかもしれない。20歳前後で、ハードな日々を
Posted by ブクログ
本人も社会的養護経験者である著者(ら?)が親など身近なおとなからの虐待経験者5人にインタビューしたもの。一人ひとりについておそらくかなり逐語的に紙幅も割いてそのままの発言を載せているのではないかと思う。一人ひとり違うようで、親たちおとなの態度はパターン化できる程度に似ているような気もする……が、いずれも壮絶。
「親が悪い、だけじゃない」とはどういう意味なんだろう。掲載されている何人もが「親は好き」「親は悪くない」といった発言をしている。虐待ってそういうふうに認識が希薄なものでもあるだろうし、子として親を悪く思いたくないって思いがはたらくということだろうか。また一方で、周囲のたとえば児相の対応と
Posted by ブクログ
自身も当事者である著者による、虐待経験者に対するインタビュー集。
この本に登場するサバイバーたちは、かなりヘビーな経験をしているのだが、共通していて少し意外だったのは、みな幼少期からけっこう多くの習い事をさせられていたこと。
そしてその「出来の悪さ」を理由に体罰などを受けていた人が多い。虐待というと無関心・放置のイメージも強かったのだが、むしろ過干渉で子どものことを支配したい親による虐待というのが少なくないのだろう。
子ども自身は習いたくもない習い事に無理やり通わせて、出来が悪いからと手をあげる……まったく普通の思考ではないが、それを子どもたちは「教育熱心なんだ」とか「しつけが厳しいだけ」と思