作品一覧

  • ゴルフがある幸せ。
    4.5
    2004年2月に刊行した夏坂健氏の『ゴルフがある幸せ。』の文庫化。本書は、「週刊現代」に連載された「地球ゴルフ倶楽部通信 夏坂健のナイス・ボギー」掲載分をまとめたもので、「ゴルフがある幸せ」に取り憑かれた古今東西の名人・達人・奇人たちによる歓喜と狂気のドラマが満載の短編集。  50歳を過ぎてゴルフに嵌まった国文学者の懊悩、セルフ・ダウト菌に棲みつかれたハンサムなプロの悲劇、夫君が殺されてもマッチプレーに明け暮れた女王――など、笑いあり、エスプリあり、そして涙あり。プレーするより面白い、これぞ究極の「読むゴルフ」。  夏坂氏は、35年間シングルを維持し、北極圏から南米チリまで世界中のグリーンを席巻。それまで「自分でやるゴルフ」と「テレビで見るゴルフ」の2種類しかなかった日本に、「読むゴルフ」の分野を切り拓いた。2000年、「週刊現代」の連載中に病没、没後15年になるが、いまだに根強いファンが多い。  本書は、その「読むゴルフ」の伝道師・夏坂健の傑作選ともいえる作品。ゴルフのオフシーズンに是非読みたい1冊。
  • 美食・大食家びっくり事典
    -
    1巻1,045円 (税込)
    この本は、料理書でもなければ、食物史の研究所でもない。ただただ〈食べる〉という視点から、古今東西の権力者、芸術家、思想家、作家といった歴史用の人物を観察したものである。 19世紀までは、日々飢餓に悩まされることが当たり前だった人類の歴史の中で、先達たちの食へのこだわりは尋常ではなく、思わす口をあんぐりさせられるエピソードが満載! 【目次から】 カキを千二百個も食べたローマ皇帝 マズそうにものを食う妻を刺し殺したテトワース ルイ十六世の最後のメニュー ルイ十四世がワインをびんごとラッパ飲みした本当の理由 世界的色事師カサノヴァの好きな食べ物 ベートーヴェンの信じ難い殺人的料理 周囲が胸やけを起こすデュマとマーク・トウェーンの食べ方 シェイクスピアは鹿泥棒!? なぜポパイはほうれん草なのか スパーレディ西太后のメニューの豪華さ 「雲呑」誕生のエピソード ピカソ必死の逃亡劇 などなど!
  • ナイス・ボギー
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    1巻605円 (税込)
    「ゴルフってなんて面白いんだ!」 これは、フェアウェイを歩きながら感じたことでも、マスターズをテレビで観戦していて思ったことでもない。初めて夏坂健のエッセイを読んだときに、思わず出た言葉だ。 夏坂健は、シングルであった自らのゴルファー体験と、内外の厖大な資料をもとに紡ぎ出す、機智とユーモアに溢れるエッセイで、プレーするゴルフでも観るゴルフでもない、“読むゴルフの楽しみ”という新境地を切り拓いた。 夏坂エッセイの大ファンであった俳優の故・児玉清氏は、本書の文庫版のあとがきで、「『語り部』のあなたによってゴルフの森の深遠さと、この偉大なるゲームの叙情とロマンを知った感動の輪は、次世代へと読み継がれることによって、『この世にケンありき』の声となって益々大きく広がって行くに違いない」と彼の早過ぎる死を悼み、最後に「夏坂エッセイは永遠に不滅です」の言葉を贈っている。 読みながら、何度もクスッと笑い、ときに目頭を熱くする夏坂エッセイの中でも、「油が乗り切った薬籠中の名著」(児玉清氏)といわれる本書を、ぜひお楽しみください。

ユーザーレビュー

  • ゴルフがある幸せ。

    Posted by ブクログ

    面白い。まさに「ゴルフがある幸せ」。もっと「ゴルフをする幸せ」を楽しんでいいんだとも思わせる。
    ただ収録されているジョークがそれほど面白くない。また語源についてここに書かれているだけでは今ひとつ分からない。それほどハッキリしたものではないのかも。
    ウィリアム王子がそれほど愛される存在というのも知らなかった。好きになるそう。

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    2024年05月01日

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