太田明日香の作品一覧

「太田明日香」の「愛と家事」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 愛と家事
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    「家族をつくることに失敗した。」こんな書き出しではじまるエッセイ集。ZINEとして2016年8月に発行し、好評を博した広い意味での「家族」をテーマとする自伝的作品『愛と家事』の増補再編集版。母親の「愛情が重たい」という苦悩。30歳頃に遅れてやってきた母への反抗期。一度目の結婚の失敗と挫折からの回復。ほかに、淡路島の農家で共に暮らした祖父母の話など、小さいけれど切実な話を赤裸々につづる可憐な小品集。

ユーザーレビュー

  • 愛と家事

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    言葉がしっかり歩いている。止まらず、浮足立たず。アメリカではなく、カナダを見た人。凝視するのではなく、目をそらすのでもなく、向き合って、でも決めつけない。現在進行形の。
    背筋が伸びているというのとも違う、現実感。地に足がついた言葉。

    0
    2019年06月18日
  • 愛と家事

    Posted by ブクログ

    こういった本が
    出版される世の中であることが嬉しい。

    自由なんだなーと思う。
    みんな、言いたいことは言えばいい。

    この作品を生み出してくださって
    ありがとうございます。

    0
    2018年02月25日
  • 愛と家事

    Posted by ブクログ

    母親って何だろう。親って何だろう。
    子供の役割はなんだろうと考えながら、私は逃げた。落ち着いた場所へ。
    けど、そこについても逃げてきたという罪悪感は捨てられなかった。親と子。家族という形や望まれるもの。
    私が体験したものや考えたものはまだ消化できずに心の中でくすぶって言葉にできない。
    けど、子供にだけは同じ思いやしがらみを与えたくない。律していかなければと改めて思った。

    0
    2019年03月03日
  • 愛と家事

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「愛と家事を切り離したい」という言葉はとても刺さる。

    「逃げ恥」もそうかもしれないし、植本一子さんの「かなわない」もそうかもしれないけど、愛と家事の関係を切り離したくて、でもうまく切り離せなくて、模索している。

    日本にいると、そうしたことはとてもウェットな感情で語られるし、そうした感情は嫌いじゃない。でも、あたらしい家族のかたちを探して築こうとしている人も増えていると思う。一人でも、二人でも、パートナーどうしそれぞれ恋人を作っていたとしても、全くの他人と住んでいても、いろんな状況でそれを「家族」と呼ぶことはできるし、いろんな形があっていい。
    愛と家事を切り離した先にある「自由」に、皆あこが

    0
    2018年07月19日
  • 愛と家事

    Posted by ブクログ

    ものすごくよくわかる。母から離れてどんどん遠くに行きたい、そうしないと自分の人生を生きられない、という気持ち。わたしもそうだった。母はわたしを縛りつけようとしていた。わたしは自由になりたかった。

    フェミニストのことが出てくる。わたしは大学生のころ相当なフェミニストかぶれで、その後就職してからは、男と女は同じでなければならないという考え方は間違っていたかなと思うようにもなったのだけど(まったく違う生き物という面もあるので)、誰もが生きやすい社会を求める考え方だとするならば、やっぱりわたしはフェミニストだなと思う。
    離婚して再婚して、今はカナダに住んでおられるそうで、カナダの恋愛や結婚、家族のこ

    0
    2018年02月21日

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