愛と家事

愛と家事

1,100円 (税込)

5pt

3.9

「家族をつくることに失敗した。」こんな書き出しではじまるエッセイ集。ZINEとして2016年8月に発行し、好評を博した広い意味での「家族」をテーマとする自伝的作品『愛と家事』の増補再編集版。母親の「愛情が重たい」という苦悩。30歳頃に遅れてやってきた母への反抗期。一度目の結婚の失敗と挫折からの回復。ほかに、淡路島の農家で共に暮らした祖父母の話など、小さいけれど切実な話を赤裸々につづる可憐な小品集。

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愛と家事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こういった本が
    出版される世の中であることが嬉しい。

    自由なんだなーと思う。
    みんな、言いたいことは言えばいい。

    この作品を生み出してくださって
    ありがとうございます。

    0
    2018年02月25日

    Posted by ブクログ

    母親って何だろう。親って何だろう。
    子供の役割はなんだろうと考えながら、私は逃げた。落ち着いた場所へ。
    けど、そこについても逃げてきたという罪悪感は捨てられなかった。親と子。家族という形や望まれるもの。
    私が体験したものや考えたものはまだ消化できずに心の中でくすぶって言葉にできない。
    けど、子供にだ

    0
    2019年03月03日

    Posted by ブクログ

    ものすごくよくわかる。母から離れてどんどん遠くに行きたい、そうしないと自分の人生を生きられない、という気持ち。わたしもそうだった。母はわたしを縛りつけようとしていた。わたしは自由になりたかった。

    フェミニストのことが出てくる。わたしは大学生のころ相当なフェミニストかぶれで、その後就職してからは、男

    0
    2018年02月21日

    Posted by ブクログ

    元夫や母親、家族や生まれ育った環境など自分の心に深く潜って書かれた本
    自分はこんなに辛かったんだ、というのをまざまざと見せられ続けて少し読み疲れてしまった
    家族も人間同士だから相性はあるだろうなと改めて思った
    愛、って難しい
    タイトルになってる愛と家事について書かれたところは少し分かる気がする
    あと

    0
    2024年08月06日

    Posted by ブクログ

    育った環境、親の思いなどで作られた理想の鋳型にはめ込もうとするから、期待したり、うまく行かないと悔やんだりする。
    互いの輪郭は違って当たり前、その輪郭を日々伸びたりのりさせて、夫婦の形を作っていく
    好きなことを毎日楽しく良いことばかりが愛ではない。
    憎んだり慈しみあったり、すでにいない人の記憶を心の

    0
    2018年10月06日

    Posted by ブクログ

    ーーー血と愛以外の何かでつながれるものがあるとしたらなんだろう。ーーー

    語弊を恐れず一言で本書を表現すると、とても個人的な本(良くも悪くも)。
    あっという間に読んでしまった。
    おかあさん、好きな人、元夫、家族になれなかった人たち、家族だった人たち、今の夫、家族って何、新しい家族の形を模索した一冊だ

    0
    2018年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    言葉がしっかり歩いている。止まらず、浮足立たず。アメリカではなく、カナダを見た人。凝視するのではなく、目をそらすのでもなく、向き合って、でも決めつけない。現在進行形の。
    背筋が伸びているというのとも違う、現実感。地に足がついた言葉。

    0
    2019年06月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「愛と家事を切り離したい」という言葉はとても刺さる。

    「逃げ恥」もそうかもしれないし、植本一子さんの「かなわない」もそうかもしれないけど、愛と家事の関係を切り離したくて、でもうまく切り離せなくて、模索している。

    日本にいると、そうしたことはとてもウェットな感情で語られるし、そうした感情は嫌いじゃ

    0
    2018年07月19日

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