作品一覧

  • 昭和百年への鎮魂 江成常夫のレンズがとらえた戦争
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    “戦争の昭和”の軌跡を正確に撮影してきた写真家、江成常夫。彼は、半世紀以上にわたって、今にも記憶が消えそうな十五年戦争(アジア・太平洋戦争)にカメラを向け続けてきた。 沖縄戦の犠牲者が逃げ込んだ洞窟の痕跡、戦後まもなくアメリカにわたった戦争花嫁、満洲に取り残された日本人戦争孤児、反戦を訴えかけるヒロシマやナガサキの被爆者、戦火の傷跡を刻んだ遺骨や遺品・・・・・・。 鎮魂の意味を深く秘めた数多くの写真たち。未曾有の仕事の本質を論じながら、もう一つの戦後日本を浮き彫りにする。
  • 共感のレッスン 超情報化社会を生きる
    3.0
    私たちは、かつてないほど「情報」に取り囲まれて生きている。LINEやTwitterが日常になり、コミュニケーションの有りようは劇的に変化した。さまざまな個人情報が、本人が自覚することなくネットを通じて集積され、それによって人が無意識のうちに規定される事態さえ生じている。だが、それで私たちは豊かになっているのだろうか。情報に取り囲まれることで、却って人が孤絶する事態が生じているのではないか? 人類学や生命科学などの知見を踏まえ、身体性に基づいた「共感の知」の必要性を説き、コミュニケーションの本質を論じる刺激的な対談。

ユーザーレビュー

  • 共感のレッスン 超情報化社会を生きる

    Posted by ブクログ

    共感のレッスンに関する知識を得ようと思い、手に取ったが、やや私の方向性とは違う本だった。
    しかし、対談形式で進む各テーマにおけるトピックのあふれんばかりの知識はすごく面白かった。
    対談形式で知識が発散していくのが共感のレッスンだったのか、その辺は不明だが、教養を深めたいとか知的刺激を得たいとかの要求には答応えられる本だと思う。

    【目次】
    はじめに 「とりあえず脳や心のことはパスしよう」
    第1章 グローバル・ブレイン
    第2章 自己免疫反応 自己と非自己はどう区別されるのか
    第3章 なぜ人が感じていることが分かるのか
    第4章 遺伝子なんか関係ない
    第5章 「わたし」は身体の内にも外にも存在してい

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    2019年02月01日

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