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「nifuni」の「左ききのエレン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「nifuni」の「左ききのエレン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
沢村と神谷の会話はひりひりする。
昔の沢村ならそんな甘いことは言わないだろうし
それに憧れてきた神谷にとって、
その過去を否定されたら辛い。
沢村にも照らされる側の人間だった時期があった。
なら仕事は楽しいと最後まで嘘をつけ。
受賞のプレゼンターが父親だとは。
キラキラしたものをボロボロになりながら作る。
自分は幸せじゃないのに、幸せな夢を描く。
クリエイターとはなんと因果な生き物なのか。
代理店のデザイナーでなくとも
なにかを創作している人はそういう人が多いだろう。
ボロボロでも良いものができたときの喜び。
即興プレゼンで一度は凌いだ神谷チームの一時解体。
てっきり部長の意向だったのかと思ったが
社長からのお達しでは確かにどうしようもない。
それは辞めようと決意するに十分だ。
「他人が作った組織で主義を通すのは限界がある。
目を瞑るか目を覚ますか二つに一つだ」。
八谷の台詞が突き刺さる。
急に入ってきた春日の意図にも泣ける。
世の中のほとんどの制作物は誰の仕事かなんて知られない。
本当にそうだ。そういう誰かの仕事で
世界は埋め尽くされている。
会社に残していく部下がいずれ敵になったら素晴らしい。
確かにそうだなと思うと同時に
本当にしっかり、この漫画はバトル漫画であり
大人向けでありつつも少年漫画の王道だなと思った。
手紙を待つように何度も本屋に行って
遂にサニートライの広告を目にしたエレンの気持ちを思うと
どれほどの気持ちで下手くそと呟いたのか察するに余りある。
柳のパワハラを知っていて是正せず
部下の訴えをスルーする冬月はやっぱり嫌いだ。
光一が荒れるのも分かる。
トッププレイヤーはその業界の手本としての責任がある
という小泉の言う事もわかるし
夢は大きい方が偉いのかという言葉も刺さる。
柳は自分がいない間にやってくれたことに感謝もせず
事情も聞かない。
確かに営業の言う事を聞かなかったのは悪いが
「この場所で同じこと言えんのかよ」が本当にそうなのだ。
実際現場のことも考えず軽い気持ちで修正と
先方の我儘をただ伝えてくる営業はいる。
大竹を呼び戻せ、の一言で途切れてしまうのも無理もなく
気の毒で見ていられない。
「人としての楽しみを無くして働く意味はあるのか」。
仕事が趣味でもなければ意味は無い。
柳も神谷もオレもみんなクズ。
直せとしか言われない駄目だしが辛過ぎる。
Posted by ブクログ
姉の取り巻きという言い方に悪意があるだけで、
主演一人で映画は撮れない、とルーシーが
自分で言っていることが全てだ。
おこぼれが欲しくて取り巻いている人たちと違って
その人が本当に好きでその人を見たい、撮りたい
と思っている、そしてその能力があるのは
立派な才能ではないか。
他の誰も気がついていなくても、少女を助け
彼女のスパイダーマンになっているのが泣ける。
マリーンが来ていて、
ルーシーが新しいカメラをアンナに貰ったからこそ中古のカメラがその手にあり
さゆりからイヤフォンを渡されていて
ちゃんと中には入らずずっと入口を撮影していたのにも
涙してしまった。
ジャックは中々に良い男だし、
さゆりはルーティンを見つけ
エレンはバンクシーを見つける。
ふたりの会話が光一とエレンの会話とオーバーラップする。
全員が今回のことでふっきれたのも良い。
チームになって最初のミーティングで
「あいつら黙らせるぞ」と言われたら
自分なら燃えてしまうなぁ。
神谷さん視点から見るみっちゃんと光一、
独立も考えている訳だし成長が遅くて
もだもだしてしまうし、置いて辞めるのは
躊躇してしまうのもよく分かる。
Posted by ブクログ
ひとつの凄い才能がなくてもそこそこの才能を
いくつか掛け算すれば良い。
凡人なりの戦略だったのかと思いきや言い訳だったと
認めてしまう光一。
自身も才能も無いくせに普通の人生じゃ嫌だ。
正直光一の気持ちはよく分かる。
間違ってると言わなければと思ったのに
出た言葉が頑張ったね、なのが
なんだかんだでさゆりの情を感じた。
叶わなかった夢は趣味になる
という琴美の台詞も刺さる。
そんなことを考える間もなく描くしかない
エレンの気持ちも分かる。
あかりに「いいよ」とエレンが言うシーンが好き。
顔もファッションセンスも似ていて、
名字の下の文字が谷であることまで明かされていた
真里が神谷の妹だということがここで明かされる。
広告の世界では天才になれなかったヤツらが
ヒーローになれる。
神谷さんのこの言葉が光一に響くのも無理ない。
しかし見ていて恥ずかしくなるほどストレートな影響の受けぶりだ。
真里が面接であやのの名前を出せないのも
出すべきだったというあかりも
どちらも考え方が違うだけだとは思う。
真里は清廉潔白だが、本当にAKに入りたいなら
せっかくの巡り合わせを利用すべきだったのもそれはそうだ。
「足りてない自覚あるなら取り返せばいいのに」
はその通りでもあり、仁義や常識からそれができない、
むしろやらない人間もいる訳で難しい。
そしてこんな言われようをしてもあかりを嫌いにならない
真里のことが可愛らしくも思う。
良い人だ。あかりたち天才とは違った意味で生きづらいかもしれないが。
『Hello! It's me!』から始まるデートの誘いがあかりらしい。
人生のピークで消えたい。これ終わったら死んでもいい。
そう思える最高な生き方をしたい。
だったらセックスしかない、の理由はよくわからないが
いま機嫌悪いし疲れてるから会ってもしない、
とはっきり言えるあかりはちょっと羨ましい。
駄目なカメラマンもモデルも写真のバリエーションが少ない。経験が浅いか引出しが少ない。
ワンパターンと作家性は違う。
傍若無人なあかりだが、やはりプロなのだな。
Posted by ブクログ
才能しかないクズ、という表現が面白い。
実際そういう天才は存在するものな。
さゆりは光一のどこが好きなのだろう。
そこまで計画通りにしかも他人のことを動かす
能力は凄いと思う。
浮気できる度胸はないが、言い寄られたら
簡単に乗るチョロさがある。
なんて的確なんだろう。
人のブラウザ履歴を見るのは良くないが、
人の家に転がり込んで人のPCを使っているなら
見られても確かに仕方ない。
本当に光一は甘いし大きいことばかり言うが
行動を起こすのは本当に偉い。
それにしてもさゆりを重いと思うような
人並みの感覚がある方がちょっと意外だ。
デザイナー志望なのにAKは知らない光一。
ファッション業界には無頓着なのだろうか。
あやの様が天才という言葉は過小評価、という言葉
なるほどなと思った。
天に与えられたものではなく日々の鍛錬の自前の才。
本当の富裕層はスーツのセオリーをドヤ顔で
アピールしない、幼少期からの常識だから
というのも納得だ。
汗水垂らして手に入れた服なら君を主人と認める
というのも、服を愛している台詞だと思う。
推理ではなくマーケティングからくる観察の結果
見抜くというのも面白い。
この世界にがんばったで賞なんてない、という言葉は
学生時代のあやの様からだったのか。
代表としては不甲斐ないが、それでも光一が言い出したから
実現したファッションショーな訳で
動いたという事実は本当に偉い。
対してあかりは所謂スペシャリストだ。
ルーティンがあって、それは集中力が深いと
複雑になるという説も面白い。
神様はリアクションが薄い、というあかり節も面白いし、
審美眼があるからこそ、褒めそやす一般人と違い
本当にあかりの凄さが分かるのがエレンという
シーンの描き方が迫力だった。