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  • 在日米軍 変貌する日米安保体制
    4.0
    1巻968円 (税込)
    「専守防衛」と言いながら在日米軍の攻撃力に依存し、「唯一の被爆国」と言いながら米国の核兵器で日本を守る――「戦後の平和主義」を直視せよ。「緊密で良好な日米関係」という位の意味合いで受けとめられる「日米同盟」の内実は? 前著から15年。世界展開する現在の在日米軍の全貌を直視し、軍事力によらない安全保障を模索する。

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ユーザーレビュー

  • 在日米軍 変貌する日米安保体制

    Posted by ブクログ

    岩波だけに安全保障問題へのスタンスは旗幟鮮明。だからといって偏っているというものではない。著者が粘り強い調査にもとづいて、在日米軍の全体像を淡々とした筆致で描きだしていく様は、読者にその内容が信頼できるものであると思わせるに十分である。在日米軍縮小に向けた今後の展望を語る第五章も、地に足付いた議論で納得できる。

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    2019年06月03日
  • 在日米軍 変貌する日米安保体制

    Posted by ブクログ

     日本が抱える在日米軍の役割とその変遷を描き、その弊害を指摘し、代替案を提示することを目的とした本。憲法9条を堅持する主張はどういう論拠に基づいてるのかな、という意味でも興味深い。

     以下、3段落に分けて簡単に内容をまとめる。
    1.在日米軍の役割の変遷
     在日米軍が置かれたのは、元々冷戦における対ソ防衛体制であって、西側陣営の土俵を守るという意図があった。
     しかし、米国は、朝鮮半島とか東南アジアとかインドとかアラビア海とか、米本国から遠いところでも力を発揮しなければいけなくなった。米国による汎地球的防衛体制である。
     でも、お金もないし遠いところを守るのは大変なので、極東の日本がその防衛体

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    2019年02月14日

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