壮大なタイトルだと思いながら手に取った。医師として在宅医療に関わる筆者が、がん治療と在宅医療について、知っておくべきことを解説している。読みやすく、医療界の現実についても包み隠さず記載されているため、とても勉強になった。
普段、死は自分にとって遠い存在のように思っていたが、どう生きるか考えたいと思った。
以下印象に残ったこと
1章 医療における不都合な真実
低価値医療が現場も保険も圧迫する
念のための受診が医療現場に大きな負担
行っても効果が限定的な受診→低価値医療
日本の国民皆保険によって安価な費用で医療サービスを受けられる→軽微な症状や予防目的での受診が増加傾向
救急車の不適切利用→3人に1人が軽傷にも関わらず救急車を要請している
地域の開業医を選ぶ場合には、病院の地域連携室やケアマネージャーなどから情報収集する
今の医療では治すことや死なせないことが優先され、患者不在の医療が行われやすい
2章 在宅医療で失敗しないように知っておくべきこと
提供される在宅医療の質を見極める7つの視点
1.訪問診療の時間
2.経験年数
3.看取り数と看取り率
4.夜間・休日対応
5.エコー検査の可否
6.医療用麻薬の使用
7.質問した時の態度
4章 がんを予防するために実践すべき生活習慣
がんを予防し、治すための3つの柱
1.食
食品添加物を避け、無農薬や有機栽培など体にやさしいものを選ぶ
2.体温
体温は免疫力と関わる。身体を冷やさないように注意する。
3.笑い
デザイナーフーズ→がん予防に効果が期待されると考えられる約40種類の植物性食品
にんにく、キャベツ、大豆、しょうが、セリ科野菜、玉ねぎ、お茶、ナス科、アブラナ科、ごぼうなど
ただし特定の食品のみを摂取するのではなく、バランスよく日々の食事に取り入れることでがんリスク低減
日本版デザイナーフーズ
まごわやさしい
ま:豆類
ご:ごま
わ:わかめ
や:野菜
さ:魚
し:しいたけ
い:いも類
白い食品を避ける:小麦粉、白砂糖、白米
→パンや麺類を食べるなら米粉、大豆粉、トウモロコシ粉、白砂糖の代わりは甜菜糖やアガベシロップ、ご飯は発芽酵素玄米
赤い肉と加工肉を避ける:赤い肉は豚肉や牛肉→赤身肉と加工肉の摂取は大腸がんのリスクを高める(調理後で週500g以内、加工肉はできるだけ控える)
白い肉は魚や鶏肉など赤みの少ない肉→飽和脂肪酸が少なく、消化の負担も少ない
加工肉は加工過程で使用される亜硝酸ナトリウムに発がん性の疑いがあるから避ける
食品添加物は発がん性や健康被害への影響があるため、できるだけ体内に入れないようにする
プチ断食で体を回復させる
1日の食事を8時間以内に済ませ、残りの16時間は胃腸を休ませるプチ断食→消化器官を休ませ、本来の機能を回復させる
2.体温を上げる
免疫細胞が正常に働ける体温は36.5度
1度上がると免疫力は5-6倍、1度下がると免疫力は30%下がる
湯治、岩盤浴、酵素風呂→体温が39度近くまで上がるためがんの発症予防や再発抑制に効果がある
3笑いの力で免疫力アップ
笑うことは免疫力を高め、がん細胞の活動を抑制する
常にストレスを抱えている人は免疫力が低下し、がん細胞が活発化しやすい
楽しい体験、旅行、お笑い番組、友達と喋るなど
笑うことでナチュラルキラー細胞(免疫細胞)が活性化し、がん細胞を攻撃してくれる
睡眠不足に陥ると、ナチュラルキラー細胞の活性が平均72%低下する
日中に強い眠気が来なければ睡眠は足りている
不眠に効果あり:定期的な運動、水素吸入療法
水素吸入療法→水素ガスを体に入れて体内に溜まった活性酵素を水に変えて排出する。健康維持や病気の予防に役立つとされている
人生には限りがある
どう生きるかに真摯に向き合うことがどう死ぬかにつながる