マーゴット・リー・シェタリーの作品一覧
「マーゴット・リー・シェタリー」の「ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マーゴット・リー・シェタリー」の「ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
「人種差別」を言葉として知っていても、実際の職場や生活においてどのように行われるものなのかよく分かっていませんでした。
日常のルール、会話、視線など、ありとあらゆる場面で行われる差別行為はされる側にとって理不尽で堪らなくプライドを傷つけられるのに対し、している側は生活に根付いており疑問にも思いません。あまりにも自然に差別という行為が行われていることにまず衝撃を受けます。
主人公であるNASAの黒人女性スタッフ3名もまた、仕事の業績や成果とは異なる次元で不当な扱いを受け、何度も悔しい想いをします。しかし彼女たちは不平不満をぐっと飲み込み、努力と実力で現状を打破していきます。その健気で真っ直ぐな姿勢は、読者を励ますほどの強さがありました。
先に観た映画も三者三様の個性が光り、脇を固める出演陣も素晴らしかったです。
他の方もレビューして下さっていますが、二転三転あったという邦題「ドリーム」は日本人受けを狙ったにしてもあまりにも安直というか…原題が最もこの作品を的確に表現していると思います。
・原題:『Hidden Figures』
Posted by ブクログ
この本は、たぶん今まで、誰も焦点を当てたことがない人たちの物語だ。電子計算機(コンピューター)が登場する以前の計算手(コンピューター)、しかも黒人女性という当時では二重の差別と偏見の中で、活躍した人たちの物語だ。
もうそれだけで、読む価値は十分にある。
ただし、このどうしようもなくダメダメな邦題には文句を言いたい。なんじゃい、この「ドリーム」っていうのは? 素晴らしい中身と全然あっていないじゃないか。
たぶん、第22章に出てくるキング牧師の有名な演説"I Have A Dream"の"Dream"がこの陳腐な邦題の元なのかもしれないが、それもちょっと違うと思うのだ。
何がどう違うのかは、是非本書を読んで確かめてほしい。
一方、副題にある「名もなき」は意味深い。
計算手の彼女たちは、「ドロシー・ヴォーン」や「メアリー・ジャクソン」という立派な名前ある人間とみてもらえない。ジョン・グレンに"the girl"と呼ばれていたのが象徴的だ。原題の"Hidden Figures"の意図をよく表していると思う。