セーレン・キェルケゴールの作品一覧

「セーレン・キェルケゴール」の「死に至る病」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 死に至る病
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    「死に至る病とは絶望のことである」。──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。「死に至る病」としての「絶望」が「罪」に変質するさまを見据え、その治癒を目的にして書かれた教えと救いの書。

ユーザーレビュー

  • 死に至る病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今の社会はこの病に冒されているのではないだろうか

    死に至る病=絶望
    絶望の3つの分類
    無意識の絶望:自分が絶望していることに気づいていない。目先の快楽に流され、真に生きていない人
    自分になりたくない絶望(逃避):自分の欠点・弱さを否定して逃避する。社会的成功で空虚を埋めようとする
    自分になりたいがなれない絶望(闘争):本当の自己になろうとするが、神との関係を欠く。自力での克服に限界を感じている人

    0
    2025年07月29日
  • 死に至る病

    Posted by ブクログ

    ヤバいサイコパス小説。
    シリアルキラーの恐ろしさの本質は物理的な残虐性ではないことがよくわかる。
    どんでん返しとしてはそれほどの衝撃はない。

    0
    2025年01月13日
  • 死に至る病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絶望こそ死に至る病である。

    現代においてもそれは同様だが、その“絶望”こそどこから訪れ、どこに存在しているのか。それを解説し、考察したキェルケゴールの本著作だが、最終的には似非キリスト教徒への糾弾と、本来あるべき信仰の姿を示唆する内容になっている。

    それゆえか、キリスト教徒ではない人間からすると、いささか読み取りにくい部分が多く、前半こそ“絶望”に関する考察を深める良著だと感じられたものの、後半においては、本来手に取った目的(絶望とは何か、どこから訪れ、どう対処する“病”なのか)をかなえてくれるものではなかった。

    あとがきにおいても、翻訳家がそれを認めており、またキェルケゴールの生涯や他

    0
    2018年05月19日
  • 死に至る病

    Posted by ブクログ

    訳者解説を読むとわかる通り、キェルケゴールは信仰に生きた人で、理想的なキリスト教信仰の形を説いた人だ。
    ここから読んだらもっと分かりやすかったはずなのに!
    内容は、日本人には理解しにくい部分も多い。

    全てを理解したとはとても言えないが、少なくとも、何かに絶望した人が読むための本ではないです。

    0
    2025年11月27日

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