作品一覧

  • 誤嚥性肺炎は食べながら治す 全国「食医」リスト付【文春e-Books】
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    食べたものが誤って、食道ではなく、肺に入り炎症を起こして発症する誤嚥性肺炎。高齢化により患者数は急激に増加している。最近の統計では日本人の死亡原因の3位に脳卒中を抜いて肺炎が入っているが、その約8割が誤嚥性肺炎である。誤嚥性肺炎になってしまった場合、「絶食」が現在の日本の医療常識となっているが、実はいま「食べたほうが治る」という専門家が増えている。そこで、誤嚥性肺炎に取り組んでいる医療関係者に「食べられなくなった時にどうすべきか」について徹底的に取材、最新の治療事情を明らかにし、「口から食べる」ノウハウを伝授!全国「食医」のいる医療機関リストを掲載。 ※「週刊文春」掲載記事に加筆して再編集した電子オリジナル
  • 口腔医療革命 食べる力
    4.3
    健康長寿のカギは「食べる力」にあり! 医療は日々進歩し、日本人の平均寿命はどんどん延びている。ところが医療の現場で犠牲になっているものがある。 それは「食べること」だ。 多くの専門医は自分の分野を優先するので、「食べること」は時として治療の邪魔になる。そのため専門分野の治療を優先する医師が、患者に「食べさせない」選択をしてしまうのだ。食べることが少しでも危険だと判断されると、食事はほとんどが流動食、点滴。ひどい場合は、経鼻経管栄養や胃ろうにされてしまう。なぜ、こんなことが起こるのだろうか? 実はいまの医師は教育課程において「食べること」を勉強する機会がない。 そもそも食支援に重要な役割を果たす「口腔機能」の専門家がいない。「口腔」とは口の中から喉までの器官。人間の体の中で、口と歯だけは医科でなく、歯科が担当する。口腔内のがんやできものは歯科の口腔外科が担う。ところが口腔の外科医はいても、機能の低下や障がいを治療・改善する内科の専門家が全くの不在なのだ。 医療から見放されている「口腔機能」だが、人間が生活していく上で、このうえなく重要な器官なのだ。「食べる」「喋る」「笑う」という、人間の健康にとって最も重要な行為を支えているからである。 本書では「食べる力」の重要性を、実例を交えて紹介するとともに、健康に老後を過ごすために必要な対処法や、自宅で簡単にできる「口の力」リハビリ法もイラスト入りで紹介します!

ユーザーレビュー

  • 口腔医療革命 食べる力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     塩田芳享(しおだ よしたか)著「食べる力」、2017.1発行です。人工栄養高齢者の急増。現在は「食べる力」がともすれば、窒息、誤嚥性肺炎予防の名のもとに奪われていくおそれがあると著者は述べています。「食べる力」とは何か!? 健康のバロメーターは「食べる、喋る、笑う」。そして、食べる力が喋る力と笑う力につながっていると。一方で、急激な高齢化についていけない歯科事情もあるとのこと。よく噛んで味わうには自前の歯がいいことは勿論ですが、高齢者にとっては噛みやすい入れ歯が何よりも大切ですね。いい歯医者さんは宝物です。
     示唆に富む内容でした。塩田芳享「口腔医療革命 食べる力」、2017.1発行、再読。

    0
    2018年01月16日
  • 口腔医療革命 食べる力

    Posted by ブクログ

    「口を鍛えて、いつまでも健康!」いい標語です。おいしく、楽しく、安全に食べることは、介護の現場でも常に重用ししています。言いまわしに引っ掛かるところや、仕事柄同意できないところ(在宅介護が一番)もありますが、お薦めの一冊です。個人的には「フレイル予防プロジェクト」が地域の高齢化対策に取り入れられないか興味があります。

    0
    2017年03月27日
  • 口腔医療革命 食べる力

    Posted by ブクログ

    知多半島に住んでいる要介護認定を受けていない65歳以上の健康な高齢者4,425人を4年間に渡って追跡した結果は、「20本以上自分の歯がある人と、しっかりと入れ歯を入れている人とでは、認知症になる割合はほぼ同じで。それに対し、歯が19本以下で入れ歯を使っていない人が認知症になる割合は約2倍。」
    藤田保健衛生大病院では、あらゆる職種が150名集まる日本一ともいえる「栄養サポートチーム」が活動している。

    0
    2017年03月20日

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