作品一覧

  • 死呪の大陸
    -
    1巻704円 (税込)
    毎日が平穏だった。温かくて、優しくて……でも刺激が、足りなくて。何者かになりたかった。自分にしか出来ないことをしたかった。だから願った。その結果、何が起こるかも知らないで。 《死道標》と《死予言》二つは対となり死呪を完成させる。 憧れていた大陸は、そんな死呪に満たされていたのだ。 かつて神の罠に嵌り、全てを奪われた少年・シキ。暗殺者として影の世界に生きるシキの日常は、外見だけは可憐な美少女・エヴィルとの出会いによって変わってゆく。破天荒な彼女と目指すは《立体城塞都市レジナリオ》――この地に待つ、約束された悲劇を覆すために。
  • 天使と鴉のプレセピオ -人狼×討伐のメソッドI-
    4.0
    1~2巻638円 (税込)
    “人狼”、彼らは一年間に一人、人間を喰らわなくては、その命を保てない。カナガワIII区の新人討伐官・連野壮真は、人に化けて人を喰らう人狼を討伐するため、自らを天使と名乗る同僚の討伐官・篠崎樫乃と任務に励んでいる。共に両親を人狼の手によって失った二人。だが、二人は初めての囮捜査で偶然にも、樫乃の両親の仇である、遺体にV字の傷跡を残す・侵才の人狼《VOLF》の犯行の痕跡を発見する。しかし、樫乃が人狼の正体を見破ることができる《暴きの目》を発現させてしまったことで、二人の運命は大きく変わってゆくこととなり――!? 第12回MF文庫J新人賞受賞、鮮烈の小説デビュー作。これは――決して暴いてはならない真実の物語。

ユーザーレビュー

  • 天使と鴉のプレセピオ -人狼×討伐のメソッドI-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間のいる世界に紛れ込み人間を食い殺す人狼。関東討伐局の新人討伐官連野壮真は同僚で自称天使の篠崎樫乃と日々任務をこなして来た。ある日樫乃の両親を殺した人狼の痕跡を発見し、樫乃自身がある能力を覚醒させたことで日常が一変する。
    壮真が人狼だとは1ミリも思っていなかったので、正体が分かった時は衝撃的だった。それと同時にこの物語、主人公は壮真でなく射京だったのかとがっかりした。そして壮真が気の毒で仕方なかった。射京には才能もそれを発揮する能力も利用出来る場所も協力する人もたくさんいる。壮真には樫乃しかいない。壮真の孤独を表現したのだろうが、そもそもの条件が違い過ぎて、射京が悪魔のように壮真をいたぶって

    0
    2022年03月06日
  • 天使と鴉のプレセピオ -人狼×討伐のメソッドI-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゆっくりしたペースで読んで、クライマックスにぐっとくる、そして読後に虚しさを残していく。読者の期待を良い意味で裏切るどんでん返しが複数設けられているのが飽きずに読めてよいです。また、ライトノベルでは避けられがちな「主人公の殺人」への切り込んでいただけたことも読者として嬉しいです。すべての謎が解けるクライマックスでは、胸を打つ複線回収で余韻を生んでいます。ただ大人だけでなく若者が人狼討伐をする社会背景やイコイさんの異名についての投げっぱなしなど部分的に粗は感じましたが、面白かったので個人的には星4の高評価。

    0
    2017年01月29日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!