期待以上の内容。
難しい経済学の流れを非常にコンパクトにわかりやすく簡単な言葉で説明してくれている。
自分の経済学の知識が格段に上がった実感がある。
経済学を理解する上で非常にわかりやすい3つの重要な流れとして
アダムスミス(自由な経済活動が全体の繁栄につながる)
マルクス(行き過ぎた自由資
...続きを読む本主義へのアンチ)
ケインズ(需要を政府が生み出すことで需給不調和による不況を克服)
をそれぞれ個別に取り上げて詳しく書いてくれたのもよかった。
重商主義→国家統制、出来るだけ多く輸出し、できるだけ少なく輸入する
アダムスミス→見えざる手、自由な商業活動
マルクス→行き過ぎた貧富の格差を破壊する
ケインズ→需要がないのに供給しすぎることで起きる経済の停滞→政府が強制的に需要を作り出すことで一般市民が収入を得て、購買活動を再開し、回転が再開する→結局原因つの理論のおかげでアメリカが復興したのかどうかはよくわからない
重商主義→重農主義→アダムスミス国富論→自由な資本主義活動→巨大な貧富格差→マルクスが破壊→ケインズは部分的な政府援助で資本主義が持つ「停滞期」を打破しようとする→
そこに新古典派が(ハイエク)が登場→再び「自由な経済活動」をプッシュ
マネタリズム→通貨供給量に着眼(ミルトンフリードマン)