タイトルを見ると「人工知能システムは今までのシステムとは違う。専用のノウハウが必要だからこの本をしっかり読むこと」という雰囲気を感じるが、中身のほとんどはディープラーニングの概要を技術的な話を極力せずに伝えている本だ。
”専用のノウハウ”など全くと言って良いほど伝えておらず、正直タイトルの失敗であ
...続きを読むると思う。”外注”という言葉が広すぎてどんな時に読むべきか分からないし(自社は技術に詳しいか/否か、相手はベンチャーか/SIerかなど)、システムの外注はそもそもリスクが高いのだがその緊張感が感じられない。イメージとしては「ディープラーニングの基礎知識」と言った感じか。
出版社は技術書を得意とするC&R研究所、一貫性のない図書群を武器にし、その振れ幅で時折良書が飛び出すが、この本は私の好みには合わなかった。