片山虎之介の作品一覧
「片山虎之介」の「蕎麦屋の常識・非常識」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「片山虎之介」の「蕎麦屋の常識・非常識」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
食べ物の歴史とか地域性とかそういうことを調べるのは面白いです。
よくそういうテーマの本を読んで楽しむのですが、本書も面白いです。
蕎麦について、その歴史と日本各地の地域独自の食べ方、あるいは蕎麦を食べる作法の理由について、著者の研究が載せられています。
私の印象に強く残った箇所は、老舗の蕎麦屋さん「かんだやぶそば」四代目当主の堀田康彦氏のお話。
「老舗というものは、昔のやり方をずっと守り続けているというふうに思われがちですが、そうではないのです。世の中の求めるものを敏感に感じとって、いつの時代も革新であり続ける努力が、長い歴史を生き抜くには不可欠なのです。蕎麦屋の歴史は、創業した当時からず
Posted by ブクログ
奥深い蕎麦の世界をソバの実、挽き方、打ち方、食べ方など様々な角度から見て、蕎麦の歴史も絡めて語る本。読んでいると美味しい蕎麦が食べたくなってくる。
食べ方にも粋や無粋がある。蕎麦つゆをちょっとだけつける、どぶ漬けする。よく噛んで食べるか、飲み込むようにして啜って喉越しを楽しむ、などなど。これらは人によって解釈も受け止めも違ってくるので、それがタイトルに繋がってきている。
蕎麦の美味しさの決め手も様々。同じ原料、道具を使っても人や土地によって違いが歴然と出てくるため、それが各地に存在する「一軒の美味い蕎麦屋」になる。現在の美味しい蕎麦屋だけてなく、歴史上の評判だった蕎麦屋の紹介もあって面白い
Posted by ブクログ
「ソバ」は植物を表し、「蕎麦」は食品を表しているのだそう。「生蕎麦」には二つの読み方があり「なまそば」はゆでる前の状態、「きそば」は十割蕎麦。
東京のそばつゆは濃いので麺を全部は浸さないが、信州のつゆは薄いのでどっぷりつけても大丈夫。
新蕎麦は美味しいのか?実は収穫後2、3ヶ月が一番美味しいらしい。さらに冷蔵技術の発展で、状態の良いソバを通年提供できるのだそう。
今の課題はソバの品種が収穫しやすいものに画一化されており、地元の特徴のあるソバの品種を育てようとしても、花粉で交配してしまいがちなのです。
著者の推薦する最高の蕎麦は下呂温泉の「仲佐」。地元在来種のソバを生産者と一体となって育て、収穫