まひるの作品一覧
「まひる」の「王様のキャリー」「らくがき☆ポリス かわいいって言われたい! 「おもしろい話、集めました。」コレクション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「まひる」の「王様のキャリー」「らくがき☆ポリス かわいいって言われたい! 「おもしろい話、集めました。」コレクション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。
Posted by ブクログ
小中学生向け
YA文学
中学2年生の勝生は、病院で聞いたことのある声を耳にする
それは、勝生がいつも見ているゲーム配信者「lion」の声
が、その声の主は車椅子に乗った少年だった
ゲームを通して、障がいを抱える少年との友情の物語
今どきのシューティングゲームを題材に、上級プレーヤーのlionにキャリーしてもらう勝生
自分の思うことをハッキリ言うことができなかった勝生だが、lionと過ごすうちに感情を表に出すようになり、成長していく
そしてlionもまた、ハンデがあることを気にして生活していたのだが、勝生のおかげで一歩踏み出す決心をする
大人だと、サラッと読めるYA文学ですが、思っていた以上に心にグッとくるものがあり、じわじわ涙が(笑)
こういう本は、もっと知られて欲しい
Posted by ブクログ
中学二年生の勝生は、ストレスのせいか胃腸が弱り病院に来ていた。会計を待っている間、大好きなゲーム配信者lionの配信をイヤホンで聞いていた。口が悪く、王様のような振る舞いをするlionが最初は苦手だったが、今ではすっかりファンの一人。
ふと、イヤホンを外して会計の呼び出しに耳を傾けていたところ、聞き覚えのある声が聞こえてきた。それは今の今まで配信で聞いていた音とそっくりの人の声だった。
第64回 講談社児童文学新人賞受賞作
さすが新人賞受賞、納得の面白さでした。
オンラインゲーム、撃ち合い殺し合い(Fortniteのようなものでしょうか)、実況配信など、全く自分に馴染みがないものを題材に、しかもどちらかといえばあまりいいイメージを持っていないものだというのに、こんなに面白く感動できる内容だなんて、と驚いています。
勝生主体の文章なので、ハンデを抱えている理王に対してそんなつもりで勝生は言ってないのにな、深読み斜め読みし過ぎじゃない理王、ちょっと卑屈すぎない?って勝生に同情してしまう場面も何度かありましたが、理王にとっては今までの経験の積み重ねで偏った捉え方をしてしまいがちでもあるし、勝生のハンデに頓着のない物言いが却って刺さってしまうこともあるのだなあと、読めば読むほど身体的なハンデについて考えさせられる内容でした。
以前、SNSで炎上した、車椅子の方が映画館で身障者用ではない席へ従業員に運んでもらった話を思い出しました。その流れで、「身障者はいつでも謙虚な姿勢で「すみません」「ありがとう」を言わないといけないのか」という意見をみましたが、まさに理王の言う「俺はいつまで頭下げればいいんだ!」の言葉と重なりました。
私個人の意見ですが、私達健常者はしてもらったことに対して「ありがとう」を言おう、お世話になったのなら「すみません」と謙虚な姿勢でいようと当たり前に学んできて、それを身障者にも強要する、というか、対等であると思う、思わなければと考えるがゆえにそういう姿勢が当たり前でしょう?という考えで身障者と接してしまいがちで、目の前の身障者が朝起きた瞬間から夜眠るまでずっと、感謝の声と謙虚な姿勢を保ち、それを示し続けなければいけない、それが365日続くのだということになかなか気付けないのだと思います。私自身がそうでした。
じゃあどうすればいいのか?という答えはまだ自分の中で出ていません。
このお話の中では、友達の勝生が頭を下げて道を開ける、理王は王様のようにそこを通ればいいのだと結論付けていましたが、現実ではそれも難しいだろうなあと思いました。
物語としての終わり方はとても綺麗で良かったですし、でも現実は…と現実の問題にシフトしていける作品でした。