純粋に新しいエネルギーが生み出されるということは喜ばしいことだがこの手の発明はある一部の人間がすべてを牛耳ることにより成り立っている。著者はさんざん無料のエネルギーと言明するが果たして本当に権利を手放せるのか疑問であり楽しみでもある。
新しいものを生み出すことは既存の発明の上に成り立つものであ
...続きを読むり既存の状態をないがしろにしていると後に手痛いしっぺ返しが来るだろう。それが原子力発電であり後のフリーエネルギーだとならないように祈る。
大きな権力が大きな場を動かす。この本を通しで読んでいると、その大きな権力につかまりつつある著者の状態が如実に表れている。まさか自分がその立場にと思った時にはすでに遅い、自らの志は常に自分の手の内に置いておくべきだ、そしてまたそれを大きな利権という。
だからこそ新しい何かを作り上げるときそれを手放せる勇気があるのかと今問い直さなければいけない。このままでは第ニの原子力利権に成りかねない気がするのは自分だけだろうか?