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  • 日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る
    4.7
    1巻1,100円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【材料力学の専門家が「日本刀が持つ本当の強さの秘密」を1冊にまとめました! 想像をはるかに超える「日本刀の奥深さ」が満載です!】 本書は日本刀に興味があるものの、 「必ずしもその内容はよく理解していない」 「日本刀とは何かを知りたい」という、初心者向けの入門書としてまとめたものです。 日本刀を美術工芸品の面からだけではなく、物づくり、工学の視点から作刀技術などを見ていきます。 また、多くの日本刀専門書と趣をやや異にして、 本来の武器として見たときの機能合理性を、力学および科学技術的な観点から解説していきます。 【この本の内容(一部)】 ●日本刀とは? ●たたら製鉄とは? ●玉鋼、銑、卸し鉄 ●和鋼は鉄と炭素の合金 ●玉鋼の組織と相変態 ●水減し・小割りにおける焼き入れ ●日本刀の伝統的作刀工程 ●日本刀の出来を左右する「積み沸かし」 ●折り返し鍛錬はメカニカル・アロイング ●鍛え肌 ●「折れず、曲がらず」の造り込み ●土置き・焼き入れ ●焼き入れの目的と焼き入れ温度 ●焼き入れによる玉鋼の相変態 ●力学的バランスから生まれた「反り」 ●刀刃にまで焼刃土を塗る理由 ●反りが生じるまでの変形過程と焼割れ ●日本刀の「曲げ強度」と「変形」 ●「引き切り」は特に良く切れる ●本当に「鎬」で受け止められるのか? ●刀刃と鎬に生じる「最大引張応力」の比較 ●残留応力が日本刀をさらに強くする ●「丈夫な刀」「強靱な刀」とは? ●刀身彫刻と樋(ひ)で強度が損なわれることはないのか? ●「峰打ち」は本当にあったのか? ●衝撃力は刀身の中を秒速5,000mで応力波動として伝わる ●梁の曲げ振動 ●直刀モデルによる目釘穴の位置の考察 ●打刀モデルの衝撃応答 ほか

ユーザーレビュー

  • 日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る

    Posted by ブクログ

    やや専門家向け(理系向け)ですが、面白かったです。

    刀を作る方・振るう方におすすめ。日本刀の強度や構造について科学的に解説する本です。作刀から実戦まで。
    高校程度の数学・物理の知識がある方が楽しめます、というより、予備知識が無いと後半は読み進めるのが難しいかも。対象は理工学系の大学生以上だと思います。
    よく解らない人は、数式をスキップして読んでも定性的には理解できるようになっていると思います。

    文化的な面の解説も少なからずあります。

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    2020年01月18日
  • 日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る

    Posted by ブクログ

    日本刀に関する歴史や製作方法など網羅的に書かれており、初学者やちょっと興味を持っている人にも面白いと思う。
    個人的には後半からの力学的視点に立った日本刀の解析が興味深かった。果たして、目釘は力学的に合理的な位置にあるのか、という命題を実験と数値解析で解き明かしていく内容に興奮した。
    また、日本刀の反りがどのようにできるのか、また反りがあることで力学的に何が有利なのかということも興味深かった。
    恐らくは経験的に積み上げられた伝統技術が現代の工学的な視点に立ってみても合理的であるというのには感心させられる。
    なお、この後半の内容は基本的な材料力学の知識があればすぐに読めると思うが、そうでないと少々

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    2016年08月07日

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