影山徹の作品一覧
「影山徹」の「失われた世界」「トレイルズ 「道」と歩くことの哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「影山徹」の「失われた世界」「トレイルズ 「道」と歩くことの哲学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なんとなくタイトルに惹かれて買ったのですが、素晴らし過ぎた。アメリカのアパラチアン山脈に通る3500kmの超ロングトレイル。その全行程を数ヶ月かけて歩き通すスルーハイクの様子とその中で考えたことが書かれているのかなと思ったら、それはプロローグに過ぎなかった。虫や動物が作る道、例えばアリのフェロモンの道や象の道と人間の作る道との共通点や違いはなんだろうか。羊飼いや猟師がそれぞれの動物との関わりの中で道というものがそれぞれどのような重要な役割を果たしているのか、そして現代の舗装された道と自然の中に作られるトレイルとの違いはなんなのか。すべての疑問と思索が、各地を歩き訪ねることと連動していて、物理的
Posted by ブクログ
著者の道についての探求の旅をまとめた本。
原初の生物、虫、動物、人間と様々なテーマについて深掘りすべく、多くの場所に出向き、たくさんの専門家と話をしながら進めていく。かなりのボリュームがあるので、ちまちま読んでいたがようやく読み終わった。印象に残るエピソードが多かった。読後は銃病原菌鉄やサピエンス全史を読み終わった時のような、そこまでではないものの、中々の満足感がある。
wildernessについての記述を少し。
かつてはヨーロッパからアメリカへの入植者が用いていた。未開で野蛮であり、開拓して征すべき地帯を指す言葉として。一方で先住民族には生きているフィールドそのものでありwildernes
Posted by ブクログ
これまた荒木博之さんのVoicy、マイブックカフェのコーナーで紹介されていて気になっていた本。
こちらを紹介された方が、本当に本の説明、魅力を伝えることが巧みで、本屋さんで見かけたとしてもタイトルと表紙だけなら絶対に手に取らなかっただろうな。良いご縁。
以前、もしかしたら聞いたことはあったのかもしれないが、アパラチアン・トレイルという単語を初めて認知した。
アメリカ合衆国東部、アパラチア山脈に沿って、北はメイン州のガターディン山から、南はジョージア州のスプリンガー山まで伸びる、全長約3500キロの長距離自然歩道らしい。この距離に最初は全然ピンときてなかったんだけど、訳者の方のあとがきで、下関