トム ボウマンの作品一覧

「トム ボウマン」の「ドライ・ボーンズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ドライ・ボーンズ
    3.3
    1巻1,012円 (税込)
    厳しい自然に囲まれた田舎町ワイルド・タイム。雪解けの季節のある日、弾痕があるうえ野生動物に荒らされた青年の死体が発見された。町で唯一の警察官ファレルは被害者の身元を洗うが、開拓時代から自分の身は自分で守ってきた住人たちは協力的ではなく、シェールガス利権や薬物の蔓延も捜査の行く手を阻む。やがて、法を信じない人々の暗い過去にたどりついたファレルは……アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • ドライ・ボーンズ

    Posted by ブクログ

    私立探偵をヒーローに据えたハードボイルド小説が減ってきている。或いは「売れない」ためなのか翻訳されない。本作の解説で、評論家・霜月蒼が言及している通り、生業ばかりでなく、その舞台も都市部から地方都市へ、さらには厳しい環境の辺境の地へと移っている。主題も、家庭の悲劇からマイノリティなど米国の抱える闇を捉え直して、ミステリに組み込み始めている。私立探偵という職業がもはやリアリティを持ち得ないのではなく、〝現代のハードボイルド小説〟を構想する上で、都会に住む〝孤高〟のヒーローよりも、ドロップアウトして地方生活を送る者、または土地に根差しながらも〝アウトサイダー〟である者の方が、社会的なテーマをより深

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    2016年10月30日
  • ドライ・ボーンズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    厳しい自然に囲まれた田舎町ワイルド・タイム。雪解けの季節のある日、銃痕があるうえ野生動物に荒らされた青年の死体が発見された。町で唯一の警察官ファレルは被害者の身元を洗うが、開拓時代から自分の身は自分で守ってきた住人たちは協力的ではなく、シェールガス利権や薬物の蔓延も捜査の行く手を阻む。やがて、法を信じない人々の暗い過去にたどりついたファレルは…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作。

    雰囲気は悪くないが、筋立てがぎくしゃくしていた。

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    2016年12月18日
  • ドライ・ボーンズ

    Posted by ブクログ

     とある町で起きた事件を追うミステリなのだが、その主題となるはずの事件よりも、主人公ファレルの人生というか眼差しをみつめることに夢中になっていた。
     たたずまいからして美しい。
     翻訳が上手いのもあるのだろうが、原文も端正なのだろうなぁ。

     難点があるとすれば、自分の語彙にない言葉が多く使われていたので「あれこれなんだっけ」となってしまった箇所がいくつかあった。
     まだ未読の方へのアドバイスを送るなら、わからない言葉があれば、さっくり調べたほうがいいです。

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    2016年06月12日

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