作品一覧

  • ささやかで大きな嘘 上

    ささやかで大きな嘘

    小説・文芸

    3.4
    1~2巻1,119円 (税込)
    最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の公立幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵り言葉と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡。事故か? 殺人か? ……事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子ジギーにいじめの疑いがかかった。本人はきっぱり否定するが、保護者たちは騒然。ジギーをいじめっ子と決めつける者、ジギーの言葉を信じる者に分かれ、険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人とともに事態に立ち向かう。31カ国で翻訳、英米で150万部突破の傑作ミステリ登場。
  • 死後開封のこと 上

    死後開封のこと

    小説・文芸

    4.6
    1~2巻1,018円 (税込)
    すべてはあの手紙がきっかけだった……屋根裏で偶然、夫の字で「死後開封のこと」と書かれた封筒をセシリアが見つけさえしなければ。そのときから、優しい夫と三人の娘との幸せな家庭に暗雲がたれこめる。そのころ、テスもまた夫と従妹からの衝撃の告白に動顛していた。二人は愛し合っているというのだ。テスは息子を連れ、母親の看病を口実に実家へと向かう。その故郷で出会ったのは、何者かに殺された娘をいまだ忘れられない老婦人レイチェルだった……開けてはいけない「パンドラの箱」を開けてしまった女性たちを描くトリッキイなミステリ。

ユーザーレビュー

  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    この作家の本、日本でもっと翻訳されてほしい..!!読みたい!!

    Big Little Liesのドラマ版を見て、ここに辿り着きました。
    あーあのドラマの雰囲気!この作家の確立されたスタイルを冒頭から感じた。
    中年男女の群像劇(主に女性を主人公とする)がまー絶妙にうまい作家です。
    過去にあった男の暴力が女たちを繋ぐというのも共通するかな。

    Jackson BrodieシリーズのKate Atkinson が、あの作品で男の暴力の波紋を生きる女たちをすごく強調してアンソロジーとして描いていたことも思い出したんですが...
    ザリガニの鳴く〜とかにしても、女性の作家さんはすごくそういう女性の社会的傷をしっかり描いてるなあといつも感心します。このモリアーティさんもそうですし。


    ところでタイトルは絶対原題の方が良かったなあ。Big Little Liesとも系列が揃うし。
    最初は原題がhusbandsでなくhusbandで、secretsでなくsecretであることを不思議に思ってたんですが、読み進めるとなるほど。
    言うなれば、水面に投げ込まれた一つの小石が波紋を呼んでいくということなので単数形であってるんですね〜。

    0
    2024年04月13日
  • 死後開封のこと 下

    Posted by ブクログ

    オーストラリアのベストセラー作家の話題作、後半。

    シドニーに住むセシリアは、明るく元気で親切な女性。
    3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっていて、販売のパートも上手くいっていました。
    ある日屋根裏で、夫の字で「死後開封のこと」と書かれた封筒を見つける。
    優しい夫には、何か秘密があるらしい‥

    子供中心のにぎやかな暮らしぶりと、増えていく仕事上での出会い。
    そこへ夫の秘密が絡んで‥
    思いがけない事態に。

    一方、夫が浮気したため実家に戻ってきた女性テス。
    こちらの視点からも描かれ、多角的に読めます。
    死後開封というわけではないけれど、夫の秘密を知ってしまった後ですね。

    もうひとりの重要人物は、小学校に長く勤めている高齢の女性レイチェル。
    娘が若い頃に急死し、当時のボーイフレンドが関わっているのではないかとずっと疑っていました。
    その男は現在、同じ学校の体育教師。
    彼はテスとも付き合いがあり、現在セシリアの娘の先生でもあります。
    そして‥

    殺人事件の起きるミステリではないですが、謎解きの要素はあり。
    因果応報の部分と、思い込みや無知が人を苦しめたり、意外な展開も。
    この作者は本当に頭が切れる人だなという印象です。
    読んでいるこちらも引っ張られて頭が良くなってしまいそうな切れ味。

    悲運もありますが…ただ悪い方へばかり進むような結果にはならない。
    それぞれの女性の真剣さと、事実を受け入れていく優しさがしみじみ心に残りました。

    0
    2021年03月11日
  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    オーストラリアで作品すべてがベストセラーという作家、リアーン・モリアーティ。
    読むのは「ささやかで大きな嘘」に続いて、2作目です。

    シドニーに住むセシリアは、明るい性格。
    3人の可愛い娘を育て、小学校のPTA会長もやっている。
    販売のパートにも励み、かなりの売上を得ているやり手。
    何も困ったことなどないように見えるセシリアだったが、実は夫との関係に悩んでいました。
    夫は名家の出で優秀で仕事もできる上にハンサム、しかも穏やかな性格。
    だが時折急に気分が変わって暗くなり、長年連れ添う妻にもよくわからない行動を取るのだ。
    しかも、最近はセックスレス‥
    気にしすぎないほうがいいかと思いつつ悩むセシリア。

    そんな夫の留守中、屋根裏で「死後開封のこと」という封筒を見つける。
    夫に電話して聞いてみると、冗談めかした返事があったが、出張先から即座に戻ってきた。
    なにか重大な秘密があるのか‥?

    一方、シドニーの実家に戻ってきたテスも、悩みを抱えている。
    そして、小学校の秘書レイチェルは、亡くなった娘のことで今も関係者を疑っています。
    そんな3人の女性の人生が交錯した時‥?!

    どこにでもいそうな女性に降りかかった思いがけない出来事。これまで信じてきたことが壊れていきそうな…
    そんな興味をひくテーマを、現実味たっぷりに描いていく筆さばきに感嘆します。
    警察や探偵が出てくるようなミステリではありませんが、一体どういう事情だったのか、考えさせられます。
    そして、どうなる?
    とにかく面白い!

    0
    2021年03月11日
  • 死後開封のこと 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    過去の秘密が起こす連鎖。3人の女性の家族。それぞれが徐々につながりだしていき起こる出来事。そこに至るまでの3人の感情の流れ、今の自分、今後の自分への不安。そういったものが溢れた時にする決断。その決断によって何かが終わり、何かが始まる。過去と今をつなぐもの、今とこれからをつなぐもの。決断をしてもその先はわからない。これからも読んでいきたい作家。

    0
    2018年06月20日
  • 死後開封のこと 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3家族、3人の女性が主人公。それぞれの事情を抱えていて家族のこれから、自分のこれからを考えている。そこに過去の出来事が絡んできて色々とつながりが見えてくる。ミステリーではあると同時に家族小説でもある。著者の前作もそうだったけれど女性の人物造形、心理描写がすごくうまい。下巻も楽しみ。

    0
    2018年06月18日

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