作品一覧

  • 憲政の本義、その有終の美

    憲政の本義、その有終の美

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,188円 (税込)
    主権の所在をあえて問わない人民のための政治、いわゆる「民本主義」を唱導した吉野作造の代表作。当時の藩閥政治を批判、国家の根本である憲法の本来的な意義を考察し、立憲政治の実現には国民一般の「智徳」が重要だと説く、「デモクラシー」入門書の元祖。待望の新訳!
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    二十世紀の怪物 帝国主義

    小説・文芸

    4.0
    1巻946円 (税込)
    ホブソン、レーニンに先駆けて書かれた「帝国主義論」の嚆矢。仏訳もされ、基本文献として高く評価されている。師・中江兆民の思想を踏まえ、徹底した「平和主義」を主張する「反戦の書」。大逆事件による刑死直前に書かれた遺稿「死刑の前」を収録。

ユーザーレビュー

  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    フランス革命後の流れで問題になってくる人口論(マルサス)。そこと帝国主義の問題が重なっているとわかった。

    0
    2024年10月17日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホブソン、レーニンに先駆けて書かれた「帝国主 義論」の嚆矢。仏訳もされ、基本文献として高く 評価されている。師・中江兆民の思想を踏まえ、 徹底した「平和主義」を主張する「反戦の書」。 大逆事件による刑死直前に書かれた遺稿「死刑の 前」を収録。

    0
    2015年06月01日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日清戦争後に書かれた著。

    帝国主義とは愛国心を縦糸とし、軍国主義を横糸として織りなされた政策である。帝国主義の隆盛により、軍費は天井知らず。金持ちは戦えば益々富が増え、一方貧民は何も得るところなく、ただ国家のために戦い奴隷(のような)境遇に見を鎮めるだけである、にもかかわらず敵を討伐したという過去のむなしい栄光にすがって甘い自己満足に浸る。

    これは現代日本とまったく同じ状況なのではないか?

    0
    2015年09月23日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    100年以上前の社会主義運動家の著者が書いた帝国主義の時代の批判であり、帝国主義とは何であるかというものを書いたもので、彼が国家により抹殺される(処刑:死刑)寸前に獄中で書いた死刑の前という未完の二編が収められている。

    読んでいて思ったのだが、今の時代(安倍内閣)に押し進められていることなどが実に合致すると感じた。

    軍備拡張の動機として
    政治家が軍備拡張を押し進めようとする動機は、一種の狂気、意味のない誇り、好戦的な愛国心であり、それがすべてである。また、軍人がたんに事件やさわぎの起こることを望み、多くの兵法・戦略をもてあそぶということもある。あるいは、武器や食料そのほかの軍需品を提供する資本家が、一攫千金の巨大な利益を得ようとして、軍備拡張をおし進めるということもある。
    ・・・・・
    軍人や資本家が彼らの野心を逞しくすることができたのは、じつは多数の人民が意味のない誇りと好戦的な愛国心に熱狂した機会に、うまくつけ込んだからである。

    実に今の時代に合致する部分がある。

    帝国主義とは何か
    帝国主義とは幸徳の定義によれば
    「愛国心」を経(たていと)とし、「軍国主義」を緯(よこいと)として、織りなされた政策
    であるとしている。
    まさに今の自民党の議員たちが愛国心愛国心と煽り、平和法制(戦争法案)を通そうとしていることがこれではないかと時代を100年さかのぼるような気持ちになる。

    世界の人を愛し、差別もなく、憎しみもなければ愛国心というものは生まれない。生まれなくていいのだ。
    他国の人々を憎むことによって自分の国に対する愛国心がある。子どもが窓から落ちそうになっている時にどこの国の子どもかどうかを考えていなければ全ての子どもを助けようとするが、戦争をしたり敵対している国があればその国の子どもであれば憎悪や侮蔑が生まれ、自分の国への愛国心があればそういう差別(区別)が生まれてしまう。愛国心でなく全ての人間を国は関係なく愛することが大事ではないだろうかと幸徳の根底にあるのではないかと思う。

    獄中でしに対して第一章を書いたところで処刑され未完となったものはその当時の帝国主義の国家がまともな裁判もせずに抹殺してしまったから、幸徳という思想家の生きていたら書かれただろう日本の財産が断ち切られてしまった。

    このような死刑は今の時代には出来ないだろうが、時代が100年以上経った今の日本に現在進行形で起きていることが、幸徳の批判した時代と変わらない部分が醸されてきていることに憂慮する。

    0
    2015年08月15日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    この作品が世に出たのは1901年。日清戦争に勝って、日本が帝国主義まっしぐらのときだ。この時点で帝国主義を分析したことの凄さ。レーニンよりも早いもんね。公正な富の再分配を行わず、簒奪の手法でしかない帝国主義を批判している。
    と、そんなことより、この批判が現在の日本、特に政治に対して正鵠を得ているので、結果としてとても分かりやすい。今の世界も植民地問題は表に出なくなったけど、資本を介在とした帝国主義そのものなんだと分かるんだ。

    0
    2015年05月31日

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