青野聰の作品一覧

「青野聰」の「女からの声」「母よ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 女からの声
    -
    1巻605円 (税込)
    壊れかけている自分への痛切な思いを抱えて生きる〈ぼく〉。真実の絆を追って遍歴する妻の〈ナホミ〉。それぞれに性愛の相手を求め、さまよいつづける。ニューヨーク、小笠原、東京、ネパール、アフガニスタン……と孤独な旅は続く。芥川賞作家・青野聰が、根元的な生の実現を求める人間たちの魂の彷徨を、濃密な文体で綴った長編小説。
  • 母よ
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    母よ、あなたの素顔を見たい、どのような顔をしていたのでしょう。現存している写真はたったの1枚、「ひんやりとした感じの、きれいな人だったのよ」と、少年のぼくに語ってくれた姉。──実母への切実な想いと、別居している理英との間に生まれた保育園にかよう男の子の成長ぶりを、清澄なことばで綴った秀作。第43回読売文学賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 母よ

    Posted by ブクログ

    表題の母が指すのは物心つく前に亡くなった実母と継母の「おかあさん」、別れた妻で息子の母の三者になる。
    自分の出生が母の弱った身体から命を奪った、実母を殺したという思いは切実だった。しかしその思いは息子の母である理英に「でも、うぬぼれてるっていいたい。わたしはそう簡単には殺されないよっていいたい」と言われる。
    息子の母もまた殺してしまう不安に対してこのような言葉をかけられた時、どれほど励まされるかと思うと落涙。自分も大切な人に対して、わたしのせいでその人の多くを奪ってしまったと度々思っていたので切実であった。

    0
    2026年02月27日
  • 母よ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の文体に個人的な理由があって読み返した。写真すら残っていない産みの母と、育ててくれた「おかあさん」、自分自身の別れた妻と暮らす実子について書いている。句点がくるのではないかと思うところを読点でつないだ独特の息遣いの文章。

    0
    2026年02月09日

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