児玉哲彦の作品一覧
「児玉哲彦」の「IoTは“三河屋さん”である IoTビジネスの教科書」「人工知能は私たちを滅ぼすのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「児玉哲彦」の「IoTは“三河屋さん”である IoTビジネスの教科書」「人工知能は私たちを滅ぼすのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
小説を混ぜながら、現在のAIに至る歴史から、2030年までに可能性がありそうな設定を考慮して話は進む。
2045年の特異点(シンギュラリティ=AIが人間が考えられる以上のことを考え出す年)とは一体どんな時代になっているのかの輪郭を探る。
物語の部分だけ読んでも非常に面白いし、天才数学者の話からロボットやAIにおけるアップダウンな歴史を紐解いていくのも非常に面白い。
我々が想像できる、ターミネータのようなAIとは少し違った展開になりそう。 そして、2030年にはiPhoneは昔のものになっていたり、小型化したりクラウド化したAIロボットが一人一台与えられてるという設定は、どこかそんなに現
Posted by ブクログ
学際の一言でまとめるにはあまりに楽しい1冊。科学技術史が大好物な自分にとっては、自分の生きてきた時代を理解するための文字通り"バイブル"になりました。
昔、自分の学部時代の建築史の指導教授が言ってたことを今でもとても良く覚えているのですが、50年後を知りたければ少なくとも前の50年で何が起きたかを知らないとダメだろ?と。
"シンギュラリティ"を前にして、そんな感覚が役に立つのかは少し不安であるけれど、不確定な未来を知るためには、少なくとも人類が今日にたどり着いた経緯は知らなくてはいけないでしょう。
この本では、ページの下に、キーマンの解説が出てくる
Posted by ブクログ
コンピュータやスマートホン、クラウドといったITの主役たちとともに人工知能の研究の歴史を前半は振り返ります。後半は、将来、人工知能が私たちの生活に何をもたらす可能性があるのかを予測します。
聖書の物語や哲学と対比させながらの展開が斬新です。また、2030年の女子大生の暮らしが挿話として同時並行で語られるのも面白い。前半のITの歴史の部分は、とかく堅い話になりがちですが、こういう工夫のおかげで飽きることなく読み進めることができました。
人工知能の発達が何をもたらすのか。まず、間違いなく生活は便利になるでしょう。知的な労働からも解放され、超効率的な社会で、皆がそこそこの豊かさとともに、安全に暮
Posted by ブクログ
ここ数年、人工知能が注目されているが、私はパソコンやコンピュータの発展過程で、産まれてきた発想が人工知能だと思っていた。本書では、コンピュータ(1930年当時は機械)自体がそもそも人と同じことが出来る機械を作りたいという数学者、脳科学者の考えと研究によって、コンピュータが開発されてきたとあり、わたしの考えが全く逆であったことを知った。
コンピュータの誕生、大戦、政治・軍事統制や抑圧のための高速処理発展、1984年にコンピュータは個人賢くするためにと作られたパーソナルコンピュータ、、。
コンピュータの100年の歴史は、常に人工知能開発の歴史とともにあったのですね。
2045年にシンギュラリティが
Posted by ブクログ
コンピューターの発明、ネットワーク、そこからのモバイル技術、現代のクラウド、ビッグデータ、人工知能まで、網羅的に歴史が説明されており、これまでのITの発展の経過についてざっくりとした知識を得ることができる。
人工知能の技術的な詳細は他書に譲るような感はあるが、歴史を俯瞰した説明や、キリスト教や、架空のエピソードを交えた緩急ある物語構成、人工知能を突き詰めていったときに、機械に心は生まれるのか、人間の心とは何か?に関しての筆者の踏み込んだ説明など。飽きさせない内容で面白く最後まで読めた。
それにしても、
シンギュラリティの到来については、
読む本、読む本で評価が違っていておもしろい。
この本