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  • カストロとフランコ ──冷戦期外交の舞台裏

    カストロとフランコ ──冷戦期外交の舞台裏

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻880円 (税込)
    社会主義革命を成し遂げたキューバの英雄カストロ、スペイン人民戦線を打倒し長く独裁体制を敷いたフランコ。一見したところ正反対の両者には密かな、そして強いつながりがあった。強固な反米意識と愛国心、そしてスペイン・ガリシア地方にルーツを持つこの二人に注目してこそ、初めてキューバ革命以降のアメリカ・キューバ・スペイン間の複雑な外交関係が読み解けるのだ。未開拓の外交史料を駆使して、冷戦下の国際政治の舞台裏を明かし、危機を回避した二人の実像に迫る。
  • 1918⇌20XX 歴史は繰り返す【WOP】

    1918⇌20XX 歴史は繰り返す【WOP】

    ビジネス・実用

    -
    1巻968円 (税込)
    【WedgeONLINE PREMIUM】 1918⇌20XX 歴史は繰り返す ナチ党の台頭、世界恐慌、満州事変など、さまざまな出来事が世界を揺さぶった、第一次世界大戦と第二次世界大戦の狭間の「戦間期」。この短くも波乱の歴史は、米中対立やウクライナ戦争など、再び動乱の時代へと突入しつつある現代を生きる私たちに、重要な気付きを与えてくれる。日本史から世界史まで、23人の気鋭の専門家たちが「戦間期」を読み解いた。 この記事は、月刊誌『Wedge』で、2021年9月号(8月20日発売)から23年8月号(7月20日発売)にかけて掲載された連載『1918⇌20XX 歴史は繰り返す』を電子書籍化したものです。 Vol.1 神話化される「ナチ宣伝」21世紀の危機を見抜くには/佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授) Vol.2 危機の米国を導いたローズヴェルトのリーダーシップ/佐藤千登勢(筑波大学人文社会系教授) Vol.3 単なる「失敗」ではない 理想を示し規範を作った国際連盟/篠原初枝(早稲田大学国際学術院大学院アジア太平洋研究科教授) Vol.4 日英同盟廃棄から学ぶ「強固な日米同盟」実現の鍵/中谷直司(帝京大学文学部社会学科准教授) Vol.5 ユダヤ人虐殺を容易にしたナチ体制の「上下間の責任転嫁」/田野大輔(甲南大学文学部教授) Vol.6 「排日移民法」抗議運動が示す 太平洋戦争へと続く道/渡邉公太(帝京大学文学部日本文化学科専任講師) Vol.7 なぜ日本は軍縮から脱退したのか「艦隊派悪玉論」を再検討/畑野 勇(根津育英会武蔵学園 学園記念室室長) Vol.8 現代米国外交の起源 ウィルソン主義は何を目指したのか/高原秀介(京都産業大学国際関係学部国際関係学科 教授) Vol.9 失敗した英国の宥和政策現代と重なる第二次大戦前夜/細谷雄一(慶應義塾大学法学部 教授) Vol.10 テロと戦争への道を拓いた大正日本経済のグローバル化/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部 教授) Vol.11 ナチ台頭許した「ヴァイマル共和国」 社会の分断が招く破滅/板橋拓己(東京大学大学院法学政治学研究科 教授) Vol.12 破壊された国際秩序 戦間期の欧州はいかに再建したのか/藤山一樹(大阪大学大学院人文学研究科 講師) Vol.13 ヒトラーに屈したオーストリア 独立守るのに必要なこと/髙橋義彦(北海学園大学法学部政治学科 准教授) Vol.14 戦前から続く日本人の「軍隊嫌い」深い溝の根源は何か/髙杉洋平(帝京大学文学部史学科 専任講師) Vol.15 今も米国に残る「黄禍論」人種主義なる〝病〟と向き合うには/廣部 泉(明治大学政治経済学部 教授) Vol.16 山県有朋の死から100年 明治日本は何を目指したのか/小山俊樹(帝京大学文学部 教授) Vol.17 揺れ続けるスペイン内戦への評価 歴史とは何なのか/細田晴子(日本大学商学部 教授) Vol.18 日本を惹きつけるサハリンの資源「政経分離」は可能なのか/麻田雅文(岩手大学人文社会科学部 准教授) Vol.19 諜報の本分を見失った戦間期日本 稚拙な対ソ連秘密工作/増永真悟(慶應義塾大学SFC研究所 上席所員) Vol.20 対米開戦に至った「南部仏印進駐」なぜ、日本は「決めた」のか/森山 優(静岡県立大学国際関係学部国際関係学科 教授) Vol.21 日中対立の原点「山東問題」外交の大失敗はなぜ起きたのか/奈良岡聰智(京都大学大学院法学研究科 教授) Vol.22 「外交こそが戦争」と考えた中国大国化の立役者・蔣介石/家近亮子(敬愛大学国際学部 教授、放送大学 客員教授) Vol.23 日ソの「宣戦布告なき戦争」ノモンハン事件が示す教訓/花田智之(防衛研究所戦史研究センター 主任研究官) Vol.24 満州事変から日中戦争へ日本を破滅に導いた楽観主義/髙杉洋平(帝京大学文学部史学科 専任講師)
  • 日本1 現地取材! 世界のくらし
    続巻入荷

    現地取材! 世界のくらし

    ビジネス・実用

    -
    1~40巻3,520~4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 四季折々の美しい自然と地方ごとに多様な風習がみられる日本。ふだんは当たり前に思うようなことも、客観的な視点から見ると、稀有な食習慣や年中行事がたくさんあります。伝統的な産業についてのページでは、熊本県八代市の畳職人さんを紹介。畳が作られる工程も詳しく写真で解説しています。また、「子ども食堂」の取り組みや、群馬県の多文化共生地域など、SDGsにかかわる内容も充実。日本の魅力が再発見できる一冊です。

ユーザーレビュー

  • カストロとフランコ ──冷戦期外交の舞台裏

    Posted by ブクログ

    フィデル・カストロとフランシスコ・フランコ。片やキューバ革命を
    主導した革命家、片やスペイン内戦後に権力を握った独裁者。

    対極に位置するはずのカストロのキューバとフランコのスペインは
    東西冷戦の時代でも何故、国交を保ち続けたのかを元外交官で
    あった著者が綴った作品である。

    キーワードはいくつかある。対アメリカ外交であり、カトリック信仰で
    あり、フィデルの父もフランコもスペイン・ガリシアの出身であること。

    なかでも興味深いのはカトリックの総本山ヴァチカンの動きである。
    2015年のキューバ・アメリカ間の国交回復の動きの裏でもヴァチカン
    が大きな役割を担っていたものね。

    神に仕える身でありながら、情報収集や外交手段には抜群の能力を
    発揮するヴァチカンの存在って表には出て来なくとも世界の流れから
    見たらとても大きいのかもしれない。

    フィデルが少年期にイエズス会が運営する学校で教育を受けた影響
    もあるのだと思われるが、社会主義体制下にあってもヴァチカンの
    言うことに訊く耳を持っていたのだろうな。

    元々スペイン植民地であったキューバだから共通言語を持っていた
    強みもあったろうし、冷戦期に東側をけん制する為にどうしてもスペ
    インに基地を維持したかったアメリカが、フランコのスペインに「キュー
    バとの国交を断絶せよ」との圧力をかけられなかったのもあるんだ。

    モラルと大義。フィデルは亡命キューバ人から、フランコは共和国派
    から。それぞれにボロクソに言われるけれど、アメリカ主導の世界経
    済の流れから外れたところでお互いに国の生き残りを掛けての外交
    を展開し、国交を維持して来た。

    ただ、近年はこの2国間関係も変化を見せていると著者は分析してい
    る。互いの国を支えて来た指導層の世代交代が、外交にも変化を与え
    ているようだ。本書発行時点でフィデルはまだ存命だったが、フィデル
    亡き後のキューバとスペインの関係はもっと大きな変化があるのかも
    しれない。

    時系列が前後するので若干読み難さはあるものの、元外交官らしく
    外交文書等の資料を駆使した興味深い作品だった。

    尚、著者は1996年の駐ペルー日本大使公邸占拠事件の際に、当時
    勤務していたスペインの日本大使館からペルーに派遣されて支援を
    行っている。この時、フィデルは公邸を占拠したMRTAというテロリスト
    集団の亡命を受け入れるとの表明をしている。この為にもスペインが
    動いていたようだ。

    このフィデルの表明があったからか。犯人たちは人質に危害を加える
    ことがなかった。キューバへの恩義を忘れなかった橋本龍太郎は首相
    時代にキューバを訪問し、フィデルと8時間にも渡って議論したそうだ。

    橋龍、そんなことをしていたのか。話し出したら止まらないフィデルと
    8時間もかぁ。見直しました。

    0
    2017年04月08日
  • カストロとフランコ ──冷戦期外交の舞台裏

    Posted by ブクログ

    カストロとフランコ、キューバとスペインという、第二次世界大戦から冷戦期にかけてどちらかというと脇役だった2つに焦点をあてて歴史をみていく。2人の間にはガリシアやカトリックなどの精神的な共通点があったのね。

    0
    2016年08月03日
  • カストロとフランコ ──冷戦期外交の舞台裏

    Posted by ブクログ

    スペインとキューバの歴史を、それぞれの国の独裁者を通して再考する取り組み。元外交官から学者に転じた日本人女性の著書だからか、とても読みやすかった。やはり、歴史を学ぶことは人間を学ぶとである。本作は、教養の大切さにもふれている。教養を身につけるのは遠回りにみえても、必ず何かしらの成果を生み出すはずだ。

    0
    2016年07月03日

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