前職が会計事務所で税務調査立会いは何度もやりましたので頷きながら中身を見ました。私が応対した中の印象ですが、税務調査の担当官はそれなりに誠意を尽くして仕事に取り組んでいた、という印象がありますが、この本の中に、
住居費官舎なので非常に安い。都内なら通常物件の1割程度の負担で入れる。残業もない。時給
...続きを読む換算すれば表面上の給与が安めに見えるかもしれないが決して損はない。という指摘があり、なるほど、と思いました。
実際に私が対応した事案で、調査が午後4時30分になった時、調査官が署に電話をいれ、
「この時間なので帰れません。直帰します!」と報告をいれていたのを思い出します。(当然こちらは事務所に帰り、調査の様子を報告し、明日までに、という資料を作り…という作業が待っています)
この10年ほど、ベールに包まれていた権威がどんどん失墜しています。省庁の外郭団体。天下り。資格に守られた業務。税務署の権威が失墜するのも近いかもしれません。すでに地方公共団体では徴税官の間の能力差が激しく、「失墜」に近い状況も目にします。