作品一覧

  • 神なるオオカミ 上

    神なるオオカミ

    小説・文芸

    4.4
    1~2巻1,705円 (税込)
    文化大革命時代、北京の知識青年・陳陣(チェンジェン)は内モンゴルのオロン草原に下放され、現地の古老・ビリグのもとで羊飼いをはじめた。天の教えを守り、草原とともに生きる遊牧民の暮らしに魅せられていく陳陣。やがて、かれの興味は、遊牧民の最大の敵でありながら、かれらの崇拝の対象であるオオカミへと向かう。オオカミにのめりこんでゆく陳陣は、自らの手でオオカミの子を捕らえ、飼うことを夢見るのだが……。
  • 神なるオオカミ 小説版~大草原のちいさなオオカミ~

    神なるオオカミ 小説版~大草原のちいさなオオカミ~

    小説・文芸

    -
    1巻1,430円 (税込)
    この本に描かれた世界は、いまの子どもたちをとりまくものとはあまりにも違う。思えば、この本を読む子どもたちは、これからの人生のなかで、異なる環境に生きてきて、異なる体験をしてきた異なる発想の人たちとつきあい、仲良くしていくことが多くあるのではないかと思う。そして人間と動物の関係についても、この本からなにかを感じとることができればと願っている。――<訳者あとがきより>

ユーザーレビュー

  • 神なるオオカミ 下

    Posted by ブクログ

    主人公は捕獲した子オオカミを育てつつ、漢民族の進出がモンゴル平原の伝統や生態系を破壊していくのを目の当たりにする。持続可能なエコシステムを実現する狼の知恵を伝える本書の価値は非常に高い

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    2026年10月05日
  • 神なるオオカミ 上

    Posted by ブクログ

    文革でモンゴルの草原に下放された知識青年が、モンゴルの長老との交流を通じ、世界を制覇したモンゴルの民の知恵の源が狼であることに気付く。狼の赤子を育てようと試みるが、果たしてどうなるか。

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    2026年10月05日
  • 神なるオオカミ 上

    Posted by ブクログ

    多分今年一番の当たりでした。
    なぜ草原のものたちはオオカミを畏れるのか。
    なぜ草原のものたちはオオカミと戦うのか。
    すべての答えがそこにあり、オオカミたちからの問いがここにあります。

    彼らに答える言葉をもたない者は、未来に耳を貸さない者かもしれない。

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    2009年10月07日
  • 神なるオオカミ 下

    Posted by ブクログ

    オオカミの子・小狼を飼い始めた陳陣、オオカミについての新たな発見の連続、草原には近代化と農耕文化の波・・・

    人間もオオカミも、この美しくも貧しい草原に生きるのがあまりにも大変で、つねに天(タンゴル)に訴えるしかない。もし人生で神様の支えがなければ、生活はあまりにも望みがなくなってしまう。

    長いオオカミの物語が終わり、最後の==知的探索・オオカミ・トーテムについての講座と対話== が大変興味深い。

    草原民族と農耕民族の違いは、オオカミと羊の違いのようだ。

    多くの漢字には中華の祖先である遊牧民から生まれた痕跡がある、「美」と言う漢字は「羊」と「大」が組み合わさったものだ。「大きな羊は美しい」
    モンゴル人は太っている女性が美人とされる。

    漢王朝ではやせた女性が美人だあるのに、次の唐王朝では太った女性が美人になるのか?唐王朝がモンゴル草原の遊牧民族である鮮卑族の血統だと知って理解できた。

    天(タングル)の崇拝と天子の呼称は、上古時代の西北遊牧族に由来するものだ。

    モンゴル民族は世界でもっともオオカミ・トーテムを敬虔に信奉していた遊牧民族、自分たちの祖先が「蒼きオオカミ」と考え、中心的な部族の名前にオオカミという言葉を使っている。

    古代ローマ帝国でもオオカミ精神を崇拝していた。「ローマ人の物語」ローマ建国神話を参照。

    日本でも、オオカミは農地の守り神として、また「御神狗」と言う魔よけとしてあがめられる風習があった。1905年に、奈良県の山中で捕獲された一匹を最後に、オオカミは日本では絶滅したとされる。

    日本では、農作物に害を及ぼす害獣を退治する神獣・益獣とも扱われ、日本語の「オオカミ」の語源は「大神」との説もあり、狼が「狛犬」になっている神社もある。





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    2009年10月07日
  • 神なるオオカミ 上

    Posted by ブクログ

     朝日新聞、中国出版事情特集の最初に取り上げられたのが本書「狼図騰」(神なるオオカミ)である。「毛択東語録」以降、最も読まれている本と紹介されていた。

    文化大革命時代、内モンゴルに下方された陳陣、
    遊牧民の最大の敵でありながら、崇拝の対象である「オオカミ」にのめりこんでゆく。

    上・下巻1000ページを超える長い長いオオカミの話が続く、


    わずか十数万のモンゴル騎兵がなぜユーラシア大陸を席巻したのか?

    遊牧民族のオオカミ・トーテムと中華民族の竜トーテムとどのように結びつくのか?
    神社で見る竜の顔がオオカミの顔に似ているような気がしてきた・・・

    草原の天(タンゴル)の道理は、遊牧民族の側にある。草原民族が守っているのは「大きな命」草原と自然の命は人名よりも大切。農耕民族が守っているのは「小さな命」もっとも貴重なものは人命と生きること。

    オオカミは草原を守る神なのに、どうしてオオカミ狩りをするのか?
    オオカミ狩りをしなければモンゴル人はもっと少なくなるが、オオカミを狩りすぎてもモンゴル人が少なくなる。


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    2009年10月07日

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