マイケル・スタインハルトの作品一覧 「マイケル・スタインハルト」の「ヘッジファンドの帝王 ──ウォール街を勝ち上がった男の光と影」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 人気順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ヘッジファンドの帝王 ──ウォール街を勝ち上がった男の光と影 3.5 ビジネス・経済 / マネープラン・投資 1巻1,540円 (税込) もし20世紀におけるウォール街の歴史が正式に書かれるならば、その2~3ページがマイケル・スタインハルトに割かれるのは間違いない。この「街」の歴史のなかで、もっとも成功したファンドマネジャーのひとりであるスタインハルトは、マーケットのいかなるベンチマークよりはるかに高い平均年間利益率30%を達成し、同業の仲間たちよりも優秀な成績を収めた。ヘッジファンド運用者として30年に近いその在職中に、彼は顧客である投資家と自分自身のために巨万の富を築き上げた。彼の主要ファンドであるスタインハルト・パートナーズLPが設立された1967年に、そのファンドに1ドル投資していれば、彼が資産運用活動から引退した1995年には481ドルになっているという。 この本のなかで、マイケル・スタインハルトは自身を歴史に残るヘッジファンド運用者に仕立て上げた投資戦略のいくつかを解説している。そのなかには、産業アナリストとして、また究極の銘柄発見者としての技術の核心も入っている。マーケットの一般的なトレンドに逆らって投資を行うのはいつであるべきか、これを察知する彼の超人的な能力――古いタイプの優良顧客からは必ずしも高い評価は得られなかった能力だったが――によって、最高の成功例がいかにして数多くもたらされたかについても、彼は書中で明らかにしている。また、彼はもっともセンセーショナルな成功例をいくつか詳しく述べている。そのなかには、全投資を債券に賭けた1981年の重大な決断も含まれている。また本書では、良いことばかりを述べていない。数は少ないが、苦痛に満ちた失敗例も詳しく述べている。その例として、1990年代半ばに行った、世界的なマクロマーケット進出の大失敗が述べられている。 この本はまた、ベンソンハースト出身の一少年が無一文の状態から大富豪に出世した物語であり、その少年がブルックリンの街頭からウォール街へのし上がった物語でもある。スタインハルトの人生観や成功観を作り上げるのに影響した事柄を物語調で語っている。また、株式投資をどうしてこんなに愛するようになったかについても述べている。さらに彼は、富を得た後に人生の目的を持つ必要性を考え始める過程を記録し、その目的がいかにして彼に引退の決意を固めさせ、彼のエネルギーを別の方向に向けていったかについて書き記している。読者はこの本から、10年近い民主党指導者会議の議長としての経験やユダヤ人社会を強化するために彼が行った革新的な考え方、野心的な計画を知ることになる。 ウォール街の天才かつ世界的な慈善家が書いた人の心を鼓舞する実話として、この本は金融のプロにとってもまた人間の本質を学ぶ人たちにとっても忘れがたい読み物である。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> マイケル・スタインハルトの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> ヘッジファンドの帝王 ──ウォール街を勝ち上がった男の光と影 ビジネス・経済 / マネープラン・投資 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ ヘッジファンド創業者として名をはせた人物の自伝。 生い立ち、取引手法の大まかな考え方、会社経営の手法など。一人で会社を立ち上げていく過程が描かれている。なぜ成功したのかという説明にはならないが、当時考えていたことはそうなのだろう。 後半は、ユダヤ系社会のための財界活動についての記述。その部分はくどく、一方的な見方に見える。 0 2021年06月28日 ヘッジファンドの帝王 ──ウォール街を勝ち上がった男の光と影 ビジネス・経済 / マネープラン・投資 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ ファンダメンタル・スイング~中期・投機に関する、 マイケル・スタインハルトの自伝である。 構成としては、ほぼ自伝である。 ほぼ、個人の相場観に基づいた売買を行っているようで、 売買自体、参考になることはあまりない。 今より非効率的な市場で通用した手法をトレースしても、 役に立たない可能性もある。 しかしながら、彼の生き方はザ・金融といった感じで、 読んでいて面白い。 自信と勢いで進んでいく姿勢は、読んでいて気持ちよかった。 0 2010年07月11日