作品一覧

  • ふなだま
    5.0
    1巻1,496円 (税込)
    信頼できる上司はいますか? 助けてくれる仲間や部下はいますか? 父の葬儀後、一週間ぶりに出社した課長の江原修司は社内でリストラが行なわれることを知る。上から無茶な人員削減案を押しつけられ 、家庭も崩壊寸前……。苦悩する修司が見つけたのは、亡き父が遺した不思議な石。この「石」に触れてから、修司は奇妙な夢を見始める――。「この夢は一体誰の夢なのか?」父の遺品が導く“真のリーダー”とは!?
  • 虫封じ〔マス〕
    4.0
    1巻763円 (税込)
    オール讀物新人賞受賞作待望の刊行! 時は文政。江戸の長屋でつましく暮らす少女・お夕のもとに現れたのはひょろりとした一人の侍。お夕が世話する近所の子供が疳の虫で泣き叫び、死んでしまうのではないかと思われた時、その侍は何やら呪文を唱えると、あっという間に虫を封じてしまった――。 それ以来長屋に住んだ虫封じの侍・影郎はお夕を助手に、江戸の人々の心の闇に巣食う虫を退治してゆきます。ある時は殺人者の、ある時は金の亡者の、ある時は関係のこじれた夫婦の……。 新しい江戸・ファンタジー、新しいヒーローの誕生。
  • 世直し! 河童大明神
    -
    1巻715円 (税込)
    「喜八どんが死んだと聞いたが、本当かえ?」父の弔問に訪れた奇妙な輩。生前世話になったと次々にキュウリを供えていく彼らは、河童(かっぱ)だった! 「世の為人の為」と合羽橋(かっぱばし)の架け替えに尽力した父に共鳴し手伝ったという間柄に、驚くばかりの喜助だった。ある日、子攫(さら)い事件が発生。人買い船が関係していると睨んだ喜助は「水は目であり耳」と河童が話した事を思い出し、助けを求めにゆく。

ユーザーレビュー

  • ふなだま

    Posted by ブクログ

    これはまさにサラリーマン忠臣蔵だ。そして戦時中の教訓が胸にささる感動作だ。主人公は離婚寸前おまけにリストラもされそうな中年サラリーマン。父親の遺品に謎の鉄の塊を見つけそれにさわるとなんと戦時中の戦艦にタイムスリップ何と言う面白い設定、読んでいてわくわく感が抑えきれませんでした。現代にもどり会社のリストラと闘う。戦時中の教訓がここで活かされる。なんて破天荒なお話、ラストは感動の渦に包まれました。良い作品に出会えました。ぜひ読んで見てく

    0
    2023年12月04日
  • 虫封じ〔マス〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸時代を舞台にした怪奇モノ。気弱だが虫封じの腕は確かな影朗と、トラブルメーカーのお夕の二人が虫に関するあれこれを解決する。ここで言う虫は昆虫ではなく、妖怪の類。疳の虫やら、浮気の虫やら身近なものから恐ろしいものまで色々と登場する。全体的には怪奇+ミステリー+人情モノというところなのだが、どれもがやや半端で薄味に感じた。同じようなタイプの本は出ているので、色々と比べてしまう。続巻があれば色々と伏線も補完されたのかもしれないが無かった様子。影朗の頭の中にある医術の秘伝書「医心方」を世直しのために他者へ公開する決意をするところで終わっている。

    0
    2019年05月17日
  • 虫封じ〔マス〕

    Posted by ブクログ

    普段は頼りないが病の虫を封じる力を持つ薄羽影郎と気が強くて人情家の江戸っ子お夕が、医師では治せない病を治す!よくあるタイプの組み合わせだが、すごく好きなんだ…
    まだ続きは出ていないようだが、気になる部分はほとんど解明されず、2人の関係に進展もなく、早く続きを書いてほしいな。
    しかし、虫封じの設定がはじめの方と終わりの方でぶれているような気がする。

    0
    2017年06月04日

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