NHK のドキュメンタリーの再構成。その番組を見ていたので、若者との対話の雰囲気や生まれ育った場所を訪ねた時の様子などを思い出しながら読んだ。熊本市内の小高い丘にひしめきあって住んでいたのだが、もう今は何の形跡も残っておらず、草が生い茂る藪になっていた。氏の表情と、私自身の生家の行く末への思いが重なり、何とも言い難い寂寥感を覚えたことを思い出した。
ドキュメンタリーの再構成がベースなのでとてもさらっと読めたが、自分自身、台湾の有名人を咄嗟に挙げることができず、アジアのことを本当に知らないんだということを痛感した。