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  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線
    4.4
    映画『岳』のモデルになった長野県警山岳遭難救助隊の活躍を描く。 初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐、航空隊の活躍など、遭難救助における長野県警察山岳遭難救助隊員と遭難者のドラマ。 日本百名山を中心にした中高年の登山ブームが話題になってきたころから、遭難の態様自体も大きく変わってきた。 その背景には体力の衰えが顕著になりつつある中高年登山者の増加もあるのだろうが、いわゆる「一般登山道での事故」「道迷いや突然死などの増加」「携帯電話の普及と安易な救助要請」「ヘリコプターによる迅速な救助」など、遭難現場の状況も大きく変わってきたのだ。 そうした遭難と救助の現場で、第一線で活躍する救助隊員たちが、その思いを手記に綴ったのが本書である。 初めての遭難救助、思い出に残る救助活動、涸沢常駐隊日誌、航空隊の活躍、女性隊員と家族の思いなど、遭難救助における隊員と遭難者のドラマが綴られる。

ユーザーレビュー

  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

    Posted by ブクログ

    長野県警の山岳救助隊員の方々の日々の仕事に対するエッセイを集めたエッセイ集。山岳遭難のチャンネルをたまたまYouTubeで見かけたときに山岳救助隊という仕事があることを知って興味を持ち、この本に出会った。
    仕事にかける熱意であったり、記憶に残る救助であったり、民間団体や山小屋の方々との強いつながりを感じられるエピソードであったりと、どんな仕事をどんな方々がされているのか知るきっかけになる興味深い一冊だった。

    0
    2025年07月06日
  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

    Posted by ブクログ

    隊員などによる寄稿集。現場の生の声であり、実在の人を救助した/できなかった話の集まりであるので、敬意をもって読みたい本。

    ヘリのリスク、遭対協という人々の存在、彼らの人間離れした体力と技術など知らなかったこと多数。

    極限の環境で仕事をする人たちは本当にすごい。

    0
    2025年06月24日
  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2015/7/29 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2017/3/9〜3/21

    山に登る者にとって、山岳救助隊の皆さんは本当に心強い。そんな長野県警の山岳救助隊の現役、OBの皆さんの思いが綴られている。幸い自分はまだお世話になったことはないが、今後ともならずに済むよう入念な準備と体力増強に努めたい。
    たまたま、読む時期が、先日事故を起こした直後となってしまった。本文には、ヘリ救助で無事故であることが、何人かの文章に出てきていたが、大変痛ましい事故であった。ひょっとしたら、この本に書いておられる方も事故にあわれたかもしれない。が、お名前を確認する勇気は持てなかった。慎んでお亡くなりになられた隊

    1
    2017年03月22日
  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

    Posted by ブクログ

    山のドキュメントといえばやはり遭難ものが多く私もたくさんのドキュメント小説を読ませて頂きましたが、この小説は救助する立場の救助隊(警察官)の方々の手記を集めたもの。

    山登りをしている身として細心の注意を払っているつもりでも、やはりリスクというのは完全には無くならず、いつどこでなにが起きるか分からないのが現実。

    と言ったことは常に頭の片隅に置いてはいたのですが、救助をしてくださる方々にも当たり前ながら二次遭難というリスクがあり、ヘリコプターが抱えるリスクなど、全く知らないし、全く考えたことなどありませんでした。お恥ずかしいです…

    幸いにも今までに遭難事故を起こした事はありませんが(一度だ

    1
    2019年11月03日
  • ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

    Posted by ブクログ

    長野県警察山岳遭難救助隊による、救助の様子や隊員の救助に対する思い、所感など。大変な業務に頭が下がるとともに、登山するには基本的な知識・技術を身につけることの大切さに改めて気付かされる。

    1
    2017年04月29日

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