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  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望
    3.8
    1巻913円 (税込)
    かつて有効だった「経済成長=善」というシナリオは、少子高齢化が急速に進む現代日本で、いまでも正しいと言えるのか? そもそも、2002年から07年まで続いた「経済成長」で私たちは「豊か」になったのか? 本書では、米国、日本で企業弁護士として活躍する著者が、「経済成長で格差がなくなる」「経済成長で環境問題が解決する」といった世界中で言われる言説が根拠のないものであることを実証、経済成長の呪縛を解く。

ユーザーレビュー

  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望

    Posted by ブクログ

    政治でも会社の仕事でも、経済成長論ではない新たな拠り所が必要になってきていると思う。この本の趣旨に賛同する。

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    2012年04月08日
  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望

    Posted by ブクログ

    減成長を掲げる筆者が、GDPの妥当性に疑問を抱き、そレに基づく経済成長という考えについて再考するための本。

    興味深かったのはGDPが冷戦時代に政治的背景から推し進められた神話だと主張しているところだ。
    少なくとも80年代以降は、GDPと実質的な生活の上での豊かさの関係は無くなってきていると筆者は述べる。
    拡大してきたのは富の一極集中とそれに基づく効率性であり、格差の拡大によってGDPが押し上げられてきたらしい。さらにGDPはかなり恣意的に数字をいじれる部分もあり、信頼性に欠けるそうだ。

    リバウンド効果の話も面白かった。これは効率が良くなればなるほど、今まで以上に資源を利用してしまうことを意

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    2012年04月03日
  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望

    Posted by ブクログ

    出版から6年経って読んでみた。
    正直かなり良い本だとは思う。

    出版した時期が悪かったのか、かなり話題にならなかったのは運がなかったとしか言いようがない。

    経済学にどっぷりと浸かっているわけではない自分にとっては読みやすい内容だと思うし、様々な理論やアイデアをナラティブに紹介してあるので理解もしやすい。ただし同様の内容の新書や単行本は(現在では)数多くあるため、埋もれてしまっているのが残念。ボリュームにもやや問題があったのだろうか?

    想像するに、出版した時期が震災直後(と民主党政権時だったために)「日本人の多くが、長期的な視点を持ちにくい時期」だったのと、外国からの経済批判に対するアレルギ

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    2018年10月30日
  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望

    Posted by ブクログ

    経済成長は必ずしも国民の幸せ(ハピネス)や国際的地位につながらないし、永遠にGDPを増やし続けることは不可能であり意味もない、という内容。基本的には著者の主張するデクルワサンスの概念に賛成である。
    ただどうすればよいのか、という点については具体性に欠けるし、減成長による繁栄は「本当にできるかな?」と思わざるを得ない。世界中の人々が一斉に考え方を逆転させて「減成長」に向かえば可能かもしれないが、他の大勢が成長を目指す中で自分だけ減成長を貫けば競争から脱落し、すべてを失うことにならないか?中途半端な「少し負け」なんてことは熾烈な競争社会ではありえないように思われる。勝つか負けるか二者択一であり、規

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    2013年02月02日
  • 経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望

    Posted by ブクログ

    著者のアンドリュー・サター氏はハーバード(物理学)卒の弁護士、ソニーでも勤務。今は立教大教授。
    雑誌の紹介記事を教授。考え方、大枠には多いに共感。特に、GDP成長が目的化してしまったこと、使用価値と交換価値のうち交換価値が重視されてしまったこと、年率数%の成長を数百年続けた場合の世界は現実的ではないこと等々。
    で、著者は減成長での繁栄・ハピネスを提示するわけだが、ここが個人的には上手く理解できない。なんだか違和感を感じる。
    結局は、資本主義で行くとこまでいって、格差が広がり続けた結果、革命でも起きなければ世界観がかわるのは難しいのでは。
    備忘録。
    ・経済成長は必要なぜ必要か、生活の向上、

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    2012年10月08日

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