“「やっと見つけた!リキ、ちょっと力を貸してよ。」
「え、ぼくの?」
何かを運ぶ仕事でしょうか。でも、リキが力持ちじゃないことを、姉の知世はよく知っているはずです。じっと自分の手を見ているりきに、知世はあきれ顔でいいました。
「推理力に決まってるじゃない!リキは探偵なんだから。」
「ぼく、探偵じゃ…
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いいかけるリキの声を、知世は聞いていません。リキのうでをつかみ、ぐいぐい引っぱり始めました。”
敬語がちょっと読みにくい。
前の続きで読んだけど、どうやら二巻目を飛ばしてら……。
“そのとき、だしぬけに、知世が話に割りこんできました。
「でも、つりあげてどうするの?」
リキもおじさんも、きょとんと知世をふり返ります。知世は、リキのものだったパフェをせっせと食べながらいいました。
「つるんでしょ?あのシロクマ。『シロクマつり』っていったじゃない。」
おじさんが声をあげて笑います。
「シロクマ・つりじゃないよ。『シロクマのおまつり』が縮まって、『シロクまつり』なんだ。」”