作品一覧

  • 現代中国の精神史的考察:繁栄のなかの危機
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    1巻2,970円 (税込)
    新全体主義の時代経験 世の中が地滑り的に変化していくなかでは、何が起きているのか正確につかむことは難しい。この20年間の中国がまさにそうだった。 社会主義市場経済による輝かしい経済成長と習近平を頂点とする党=国家体制の再建、そして中国の再興――。過ぎ去ってみると、自明にみえる展開は一齣一齣つぶさにみていくと、まったく違ってみえてくる。 本書で触れる重慶での政治騒乱はその最たるものだろう。腐敗一掃を叫ぶカリスマ的指導者のもとに革命歌をうたう民衆が寄り添い、全国からも「重慶詣」と称して学者たちが馳せ参じた。 ところが、突然の舞台転換ですべてはなかったことになってしまう。カリスマだと思っていた人物は犯罪者となり、民衆は手のひらをかえし、学者は何事もなかったかのように日常に回帰していく。こうした光景が2010年代には繰り返された。 本書は、この20年の「特異な時代」を記述する試みである。その際の拠り所になっているのは、ハイデガーであり、またハンナ・アーレントである。全体主義のもとで最低限度の道徳を保つことは可能なのか? いまや「新全体主義」とも言われる現代中国社会の精神的考察。
  • 反日、暴動、バブル~新聞・テレビが報じない中国~
    4.5
    1巻902円 (税込)
    中国で09年春から毎月のように勃発する抗議デモ、抵抗運動の意味するところは? あれほど騒がれた「反日」はどこへ消えたのか? 激変する中国の現在を活写した、渾身のルポ。

ユーザーレビュー

  • 反日、暴動、バブル~新聞・テレビが報じない中国~

    Posted by ブクログ

    中国に対し色々な偏見がありましたが、少し解消できました。

    今の変わろうとする中国のアンダーグラウンドについて勉強するにはもってこいです!

    0
    2011年03月16日
  • 反日、暴動、バブル~新聞・テレビが報じない中国~

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    2009年春から毎月のように勃発する抗議デモ、抵抗運動の意味するところは?
    激変する中国の現在を活写した、渾身のルポ。

    [ 目次 ]
    問題は「反日」ではなく、「親日」の不在
    第1部 「反日」から目をそむけては、今の中国は読めない(党からはみ出した「ごく普通の中国人」;民間運動としての「反日」;消された声)
    第2部 北京郊外に渦巻く民間(官方と辺縁;官方に対する市民感覚)
    第3部 2つの民間と党(自由と権利を主張する人たち;社会主義と愛国;党を超える行動主体)
    親中・反中を超えて

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆

    0
    2011年04月10日

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