作品一覧

  • 密教 インドから日本への伝承
    4.5
    インドで壮大な哲学と宇宙観をつくりあげた密教は、シルクロードや仏教南伝の道を通って中国へ渡る。そして、弘法大師・空海により、日本にもたらされ、日本人の精神の地下水になった。密教学会の最高権威が、その密教の宇宙を語る。  269ページ
  • 理趣経
    4.2
    真言宗のなかで秘伝にされてきた理趣経――セックスの本質は生命力を積極的に生かし、人類に奉仕する立場にふり向けること。無我の境地に立つとき、欲望は浄化され清浄となる、と説き、現代を生きる我々に、何を目指して生きるべきかを明快に示す密教入門の書。  295ページ
  • 密教とはなにか 宇宙と人間
    5.0
    密教学界の最高権威が、インド密教から曼荼羅への変遷と展開、真言密教の原理、弘法大師の知恵、密教神話から、密教の発展、思想と実践について平易な言葉で説き明かす。科学、政治、経済などあらゆる面で混迷する不安な時代を生き抜くためのヒントを密教から見出そう。
  • こだわらない
    -
    1巻1,300円 (税込)
    著者は、高野山真言宗管長、総本山金剛峯寺第412世座主、全日本仏教会会長であり、日本を代表する高僧である。本書は、40年あまりにわたって新聞や小冊子等に書き溜めたエッセイを、今の時代に照らしながら再編集し、まとめたもの。お釈迦様や弘法大師の教えに照らしながら、混迷極まる時代を生きる知恵を紹介する。構成は、「あるがままに」「悩みとともに」「生かされて」「しあわせに」「誰がために」の5章から成る。具体的には、「善悪を超えてあるがままにとらえる」「始まりも終わりもない道を歩き続ける」「願いごとをする気持ちを日常に生かす」「忙しいときこそ心の眼を開く」「自分を捨て人を生かす菩薩の精神」「煩悩は他のために生かす」などが並ぶ。どのページを開いても、密教の世界を極め、仏の心に精通した著者ならではの、心に響く言葉がある。多くの方々に人生の教科書として読んでいただきたい1冊。
  • 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 聖徳太子
    -
    1~18巻726円 (税込)
    中高大受験にも役立つ『少年少女日本の歴史』シリーズの姉妹版! 歴史上の人物にスポットを当てた名作学習まんがの作品を厳選し電子化。仏教伝来の時期、大和朝廷を二分していた豪族・蘇我氏の家に生まれた聖徳太子(厩戸皇子)。彼は渡来人の多かった飛鳥地方ならではの国際感覚を持ち、朝鮮半島や中国の国々の当時の進んでいた制度を取り入れ、仏教に基づき、幸福に暮らせる理想の国造りをめざした。今でも残る数々の寺を建立しただけでなく、人気が高かったため、後世に神格化されていくほどだった。飛鳥時代の卓越した政治家の生涯を描く。 フィックス型EPUB56.4MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品にはカラーが含まれます。
  • 密教を知るためのブックガイド
    -
    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初心者から専門家まで、密教を学びたいすべての人に必ず役立つはじめての便利なブックガイド! テーマ別に入門書から専門書までを紹介。書名索引、著者・編者名索引、図書館ガイドつき。

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  • 密教とはなにか 宇宙と人間

    Posted by ブクログ

    最初の方を読んで、明らかに「聴衆に向かって話している」という調子の文章であると思った。思ったとおりで、本書は講演の記録を集めて校正したという本である。一部は本書の以前に刊行物に掲載された経過も在るようだ。
    そういう訳で、1984年に本書が初登場する以前の時点で話していることなので、1970年代を指して「十数年前」というような言い方になっているというような、少し引っ掛かる場合も在るかもしれない。が、それは然程気にならなかった。初出から10年程を経た文庫化の時点で「初出当時に見受けられた“密教ブーム”という様子は下火になったが、内容に然程違和感は無い」と著者のあとがきにも在るのだが、そこから更に時

    0
    2021年01月26日
  • 密教とはなにか 宇宙と人間

    Posted by ブクログ

    僧侶であり学者でもある著者が、密教について研究に基づき客観的な視点で書いた本、であると同時に人生の糧としての密教の魅力も紹介する本。

    原始仏教にヒンドゥーの神々や習俗、中国での理論化なども入り込んだ、いわば丸ごと世界観なのが密教。

    それをさらに日本に合わせて体系化した空海の天才性。

    それでいて、落ち着かない現代人の心のリフレッシュ術としても有益。

    高野山は何度も登山で登ったことがある。
    あの俗っぽいが同時に神聖な雰囲気は、まさに密教そのものかも。

    0
    2020年11月15日
  • 理趣経

    Posted by ブクログ

    これはすごい。
    読んでよかった。

    高野山大学の名誉教授、真言宗の大阿闍梨、密教の法統を継ぐ著者が、ある文化講座でした理趣経・密教についての講義からまとめられた本です。

    話し言葉で書いてありますので、とても読みやすく、すっと入ってきます。

    性について書かれた経典ということで、好奇の目をもって見られる理趣経。
    それを実に明快に解決してくれます。

    何度も読み返していきたい本がまたひとつ見つかりました。

    0
    2017年03月23日
  • 密教 インドから日本への伝承

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めてインドに行くので、インドについて調べるたいと思っています。
    ヒンズー教については、タイに行ったときにホテルの前で儀式をしていたのを遠巻きに眺めたことがあります。
    仏教との違いがわかりませんでした。ここにいう密教というのも、仏教、ヒンズー教との違いがあるのかどうか、実際に見て確かめたいと思います。

    0
    2011年12月31日
  • 理趣経

    Posted by ブクログ

    世の坊さんどもは、どうしてるのかと思いました。

    菩薩勝慧者 乃至盡生死
    恆作衆生利 而不趣涅槃

    特に真言宗の坊さんは、ここをどう自分のものにしているのだろう?

    ”大乗の菩薩の中で非常にすぐれていて知恵があるもの、すなわち真言行者は、生きているかぎりは常に他人の利益を心がけそれを実行するようにして、しかも悟りの境地におもむかないと書かれています。” p277

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    2010年02月26日

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