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  • 母の介護―102歳で看取るまで―
    3.8
    宝塚一期生のスターだった母。あんなにプライドが高く、かくしゃくとしていたのに、寝たきりになったとたん、「わがままな老婆」に成り果ててしまった。際限なく続く夜の拷問、減り続けるお金、家事と仕事のやりくり。すべては一人娘の私の肩にのしかかってきた。それでも九十六歳の母は「長くない」と思っていたのだが……。先の見えないトンネルの中で過ごした六年の記録。

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ユーザーレビュー

  • 母の介護―102歳で看取るまで―

    Posted by ブクログ

    お母様の介護の記録を綴り、振り返った1冊。

    自身の心境だけでなく、周りの方の様子や、金銭面にまで言及したあたりが生々しい。

    「母の介護」をしている人だけでなく、「母の介護を見ている者」にも、感じとるものがありました。

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    2010年02月22日
  • 母の介護―102歳で看取るまで―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宝塚歌劇団第一期生の母を6年介護した女の介護録と思いきや母や著者の回顧録も含む随筆なもの?

    ・介護,主婦業,職業(女優)の両立.いやはやすごい.
    ・介護の大変さ,壮絶さ,悔恨がもっと綴られているものと思っていたけど,思っていたよりは柔らかい文体だった.
    ・病院での介護よりも自宅での介護の方が,被介護者が元気になるというのはちょっと驚き.住み慣れた場所で過ごすからそうでしょと言えるけど,受けられる医療サービス的に前者の方が良いかなと思っていた.
    ・マクロ的な視点からは日本全体のサステイナブルではない社会保障制度が脳裏をちらついて陰鬱な気分にさせる.若い労働力が老人の世話に充てられ国力は衰退の一

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    2022年11月05日
  • 母の介護―102歳で看取るまで―

    Posted by ブクログ

    母親は3階、女優の娘家族3人は同じ江戸川アパートの1階に暮らし、孫の世話も一手に引き受けてくれた母親が、階段で転んで寝付いたのが96歳。それから102歳で看取るまでの6年間の介護録である。母は宝塚第一期生のスターで、寝たきりになってからは鏡で自分の顔を見ることなかったほどプライドの高い女性。40歳の時に誕生した一人娘は、若かったから介護と女優業と家庭が維持できた・・とトンネルの先の見えない介護生活を記述する。介護は親族であるがゆえの精神ストレスと辛さがある。しかし102歳まで寝たきりボケずに生き続けることも大変なことだ。いずれは誰でも行く道であるがなんだか哀しくせつない。

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    2009年10月07日

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