小幡史明の作品一覧
「小幡史明」の「「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小幡史明」の「「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
同種または近い種では小さいほうが長生き。種をまたいだ議論では、大きい方が強く長生き。ゾウ、クジラ、ヒトもマウスやラットより長生き。
単細胞の公募も餌を減らすと寿命が伸びる。しかしカロリーではなく、タンパク質の制限によって寿命が伸びる。
動物はタンパク質を一定量摂取したい、という欲求がある。
ほっておくと最大寿命のタンパク質量より多く食べてしまう=満腹状態。ここから少し減らす。
寿命が最大化されたのは、タンパク質:炭水化物が1:16。タンパク質とはアミノ酸。腹八分目にするのはカロリーではなく、アミノ酸。
アミノ酸のうち必須アミノ酸のメチオニンを減らすと、体は小さくなったが寿命は伸びた。メチオニ
Posted by ブクログ
食餌制限が寿命を伸ばすというラットにおける実験結果の話から本書は始まる。そしてこのことはミジンコ、ハエ、マカクザル、酵母、線虫でも言える。そしてその食餌制限の効果は、カロリーの制限によるのではなく、タンパク質の制限によるのだという。そこからカギになるアミノ酸探しの話に展開する。実に興味津々の科学物語である。
とはいえ、結局「腹八分目」効果は、若い時期のことらしい。65歳を超えると高タンパク質食の方が死亡率は低いらしい。
生物学的、進化論的に言えば、要はしっかり食べて繁殖し、太く短く生きるか、食を抑え繁殖も控えて、細く長く生きるか、という選択ということらしい。
読後の結論は、食べたい物を食