稲垣清の作品一覧
「稲垣清」の「中南海 知られざる中国の中枢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「稲垣清」の「中南海 知られざる中国の中枢」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[紅龍の中枢]中国政治の中枢を占める北京の,そのまた中枢を占める中南海。共産党や政府の重要な施設が位置する中南海とはどのような地区なのかを解説するとともに,そこで繰り広げられた中国政治の舞台裏についても紹介する作品です。著者は,三菱総合研究所香港支店長等を歴任した稲垣清。
地理から入る中国政治入門としてオススメできる一冊。日本のメディアでも取り上げられることの少ない土地を,できる限り詳しく取り上げているだけで読む価値が十二分にあるかと。中国共産党の組織概要も丁寧にまとめてくれている点も高評価です。
〜「中南海」という言葉の響きは,過去の歴史で見ると,「党内権力闘争」の象徴でもあった。その
Posted by ブクログ
故宮の西側に隣接する中南海。ここで中国の国政が司られているらしい。
社会主義国であり、超エリート大国である中国らしい政治の姿とも言える。中国のエリート層にとって「中南海入り」することが大きな目標となっていることは容易に想像がつく。
中南海にいる党指導部の世代交代にも厳格なルールがあるようだ。10年単位で世代交代が着実に行われているところに、底辺が広い中国の底力を垣間見ることができる。
また、党高級幹部の子弟もそのほとんどが米国、しかもハーバード大学への留学をしているとのこと。人脈形成の点において、米中関係はすでに日米関係を超えている。
近い将来、東アジア政治が米中を中心とした枠組みの中で行