作品一覧

  • ジハーディストのベールをかぶった私
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    中東の過激派組織「イスラム国」の実態を描いた フランス人女性ジャーナリストによる戦慄のルポルタージュ  ヨーロッパでは、インターネットを通じて中東の過激派組織「イスラム国」にアクセスする若者が日に日に増えている。その背景には何があるのか? 当事者や家族を取材してきた著者アンナ・エレルは、ジャーナリストの身元を隠し、「メロディー」という仮名でフェイスブックを通じて「イスラム国」の幹部の男と知り合う。

ユーザーレビュー

  • ジハーディストのベールをかぶった私

    Posted by ブクログ

    陸続きだからって、そんな簡単に越境して
    改宗して、生活を捨てる若者がいるなんてのが
    まったくぜんぜん理解を超えているが、
    これが今の世だというならもう受け入れるしかない。

    しかもSNSを介して、簡単に説得されてしまうなんて、
    驚きより呆れる感じなのは、自分が若者ゾーンではないからなのか、日本人だからなのか、無宗教だからなのかは甚だ不明。
    踏み込んで行く様や、しつこすぎる相手が恐ろしいことこの上なし。

    0
    2017年07月12日
  • ジハーディストのベールをかぶった私

    Posted by ブクログ

    欧州の若者がどの様に希望を失い、どの様にイスラムに傾倒し、そしてイスラム国がどのようにしてそう言った若者達をシリアへ送り込んでいるのかを解き明かすルポかと思ったのだが、そして実際書き手はそれをあぶり出すつもりでいたのだが、結果としてひとりの狂った男を描き出してしまっている。文そのもののせいなのか翻訳のせいなのか、その狂気が前面に立ってしまい、イスラム国の全体像とは程遠いのだが、こういった狂気が隣家にあるかもしれない欧州(この場合はフランス)を理解するには良かった。結局、こう言った流れが、この前のパリのテロへもつながって行く。
    しかし重たい。読み終わったらグッタリ。

    0
    2016年01月16日
  • ジハーディストのベールをかぶった私

    Posted by ブクログ

    「聞いてくれ!君が好きなんだ。こんなに誰かを好きになったのは初めてさ。」
    PCに送られる甘いメッセージ。しかし、男性はスカイプで女性に頭を切断した遺体の写真をちらりと見せて得意満面の表情を浮かべる。女性が、ネット上でやり取りをしているのは、2014年6月にイスラム国の樹立とカリフへの即位を宣言したアブー・バクル・アル=バグダーディーと最も近いフランス人戦闘員と言われるアブ・ビレル・アル・フィランシなのだ。
    パリの女性ジャーナリストが、18歳の迷えるフランストュールーズに住む改宗者メロディを装い、たまたまメッセージを送ってきたビレルとやり取りをするようになり、最終的にビレルに誘われて、トルコから

    0
    2015年06月14日

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