保坂廣志の作品一覧
「保坂廣志」の「首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部」「戦後動員とジャーナリズム-軍神の誕生-」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「保坂廣志」の「首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部」「戦後動員とジャーナリズム-軍神の誕生-」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今年、沖縄に行き、修復中の首里城も訪れました。その地下に司令壕があったとの説明を何となく受けたのですが、「立入不可」でそのままスルー。それから書店で本書を見かけ、首里城の思い出ついでにと読んでみたのですが、本日(終戦の日)の投稿にふさわしい内容でした。
県民を守るどころかスパイ容疑で追い詰め、厳重に機密を守るようにと県民を拘束しながら地下壕に暗号表を残したまま「夜逃げ」。暗号表がそのまま米国に渡り、その後の日本の内情はすべて米国に筒抜けとなる「大失態」など、著者は琉球大学の元教授であり、割り引いて読むべきと思いつつも、読めば読むほど頭を抱えたくなる惨状です。
「沖縄県民斯ク戦ヘリ」と
Posted by ブクログ
首里城の地下にある第32軍司令部壕と沖縄戦に関する書籍。戦艦ミシシッピは35.6cm砲を搭載しているのに対し、本書で戦艦ミシシッピは30.43cm(12インチ)砲による砲撃であったと記載されているなど、情報の信憑性に疑問が持たれる。最後の章で沖縄戦の情勢と自衛隊の南西シフトを比較した話が出てくるが、今と昔では全く状況が違い比較する必要があったのか謎である。本書は第32軍を徹底的に″悪″であるとするバイアスに苛まれており、中立的な視点で書かれていないと感じた。たとえ筆者にとって憎かろうが国を想い命を捧げた立場の方々を陥れる様な発言は下品であると思わざるを得ない。
ここまでネガティブな感想を書い
Posted by ブクログ
沖縄戦は太平洋戦争中、日本国内では初めて住民を巻き込み大規模な地上戦が展開された場所だ。そして本書の舞台となる首里城は、記憶に新しく2019年に火災で焼失、2026年復元に向けて令和の復元の真っ只中にある。2022年には正殿の起工式が執り行われたが、首里城は沖縄県民の心の支えであり、再興に向けた第一歩として感慨深いものがあった。
今回首里城の復元は勿論のこと、復元の様子を一般に向け公開・発信する「段階的公開」の手法を採用しており、我々は復興の一部始終を沖縄県広報やサイトで知る事ができる。
首里城は歴史上、琉球王国時代の王城として作られ、沖縄の政治、文化、芸術、祭祀などあらゆる分野で、中心を担っ