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  • キリストとイエス 聖書をどう読むか

    Posted by ブクログ

    実存的な立場からイエスの教えを解釈する試み。

    K・バルトは自由主義神学を批判して、信仰を人間の意識の上に建てようとしていると述べた。これに対して著者は、バルトが聖書を通じてのみ私たちは真理に到達するというとき、どれほど価値があろうとも人間の言葉にすぎない使徒の言葉の上に信仰を立てようとしているのではないかと述べる。しかも、啓示に与った使徒を私たちとは無縁の存在にすることで、使徒の言葉は私たちに対する妥当性を失うのではないかと論じる。

    一方ブルトマンは、『イエス』という著作の中で、人間ブルトマンと歴史上のイエスとの対話に信仰の始まりを置く、実存論的解釈の立場に立つ。この点で、ブルトマンと著者

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    2013年10月29日

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