作品一覧

  • 両手のない猫、チビタ
    4.7
    1巻1,571円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある夏、台風前日の夜中に訪れた、小さな手のひらサイズの子猫たち。 それが、チビタ、チョロ、マーくん、ミンミンとの運命の出会い。 わが家には先住者のモモも含めて全5匹の猫が住みつくようになった。 なかでも、名前どおりに一番小さいチビタは、ご飯を食べるのも遅いし、ほかの猫からちょっかいを出されるし、もっと「がんばれ!」と応援したくなる。 小さくてよろよろしながらも一生懸命に生きているチビタ。なのに、過酷な試練が襲いかかる。 安楽死かそれとも両手を切断するのか……。 切断となれば、自分で排せつや食事、体を動かすことができなくなる。かかりつけの獣医師は「猫の義肢は例がない」と安楽死を勧める。それに、義肢が外れれば肉球のない足先に負担がかかり、骨が皮を突き破ってしまうという。 飼い主のわたしは悩みに悩み抜く。そして決心する。 「一生介護でもいい。チビタは絶対死なせない」 小さな体に宿る大きな生命力が生み出した奇跡の物語。
  • オヤジたちの熱い夜
    -
    1巻330円 (税込)
    オヤジたちの哀愁漂う生態を赤裸々に描いた長編ドタバタ旅行物語。山中温泉、神戸、伊賀、湯田中、オヤジたちの夜は熱く燃えるのか?

ユーザーレビュー

  • 両手のない猫、チビタ

    Posted by ブクログ

    初っぱなから事故?えらい出だしから始まって、猫も頑張る、人も頑張る。猫は自分が不幸だなんて全然考えないのね。どうにもならないことはそうしてやり過ごすのが賢いかも。きっと動きたいから頑張る。そんなシンプルな理由なんだろうな。

    0
    2021年10月07日
  • 両手のない猫、チビタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    野良猫の、野良猫による、野良猫のための本。
    交通事故と思われる猫の怪我。
    生きようという意志と、自分の子供のように援助しようとする著者。

    事故や障碍から、這い上がっていく様子を、心あたたまる写真と文でつづっている。

    自分では、人間であれば、ひょっとしたら痛々しくて見られなかったかもしれない。
    猫だから、違う視点で見られたかもしれない。

    生きようという意志の大切さを感じた。

    獣医さんや、周りの人、周りの猫の援助や協力や無視があってこそ、
    今があるのが分かる。

    写真も、野良猫らしい現実味があって素敵です。

    ps.
    本書を見ながら、猫や野生動物が、交通事故にあわない

    0
    2011年09月13日
  • 両手のない猫、チビタ

    Posted by ブクログ

    トラバサミにはさまれたのか、両前足が壊死した猫、チビタ。自力で体を動かすことも、歩くことも不可能で、「一生介護」と予想されたのだが…。飼い主の献身的な介護と義肢の工夫、そして、チビタの生きる力の強さが奇跡を生み出した―。(「Book」データベースより)



    ある日突然、自分の大切な猫の手がなくなったら・・・私はどうするだろう。

    この飼い主さんのように献身的に介護できるだろうか?

    人間同士なら言葉が通じるから、気持ちを確かめられるけど、猫ちゃんだったら・・・・・

    一生懸命義足に慣れて歩く姿に、素直に感動します。

    悲しいけど強いお話です。

    そしてこのチビタにたくさん教えられました。

    0
    2009年11月03日

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