岡田哲の作品一覧
「岡田哲」の「明治洋食事始め とんかつの誕生」「ラーメンの誕生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「岡田哲」の「明治洋食事始め とんかつの誕生」「ラーメンの誕生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「あんパン、ライスカレー、コロッケ、とんかつはどのようにして生まれたか」という副題にわくわくして、即購入。
めっちゃおもしろかった~!!
「これ読んでめっちゃ賢くなった」「すんごい知識増えた」という類の本ではないけど、これぞ読書の醍醐味。あまり知らなかった分野を知れた、それに伴って他分野を勉強してみたくなった・・・という好循環(^^)
明治天皇が肉食解禁してくれてよかった。
そしてとんかつが生まれてよかった。もちろんカレーもコロッケも。
あんパンの誕生秘話がいちばん興味そそられた。パンを作るということが、日本人にとっていかに大変だったかよくわかった。
日本人は、西洋文化・料理をうまく自分
Posted by ブクログ
すでにラーメンのルーツは色々な本で語られていて、
明治から芽吹いて戦後に一気に花開くという内容
はご存知と思います。
明治時代から戦後まで時間を要するのは、途中に
戦争などがあり、物資が圧倒的に不足していた
という事情によるものです。
しかし中国からの麺料理は、はるか昔から日本に
入っていて、かつ日本にはソバやウドンなどの
麺料理が存在していたのに、なぜ「ラーメン」的
な料理は定着するまで時間がかかったのか。
なぜ江戸時代からあるソバウドンがラーメンへの
進化を遂げなかったのか。
考えてみれば不思議な話ですが、そんな謎に迫る
一冊です。
Posted by ブクログ
文明開化のシンボルとして、明治天皇が進んで肉食を始めたという事実から話は始まる。西洋料理をそのまま導入する努力をしつつも、そこは日本人。コメを主食とするということを大前提に少しずつ工夫をこらす。おやつというアングルからあんパンを生み出し、コメに合う西洋料理としてとんかつという「洋食」を生みだした。
その背景にあるのは、今も昔も変わらない食に対する高い関心だ。肉食の導入こそお上からの思し召しだったのかもしれないが、それを自らの食の中に取り入れ、アレンジしたのは他でもない一般の庶民。こういう成り立ちを持つ文化の足腰は強い。四年前から料理教室に通い始めたワタシも「庶民の総力によって料理を作りつづける