友人から借りた本。
短編が4つ収録されていました。表題作は描き下ろしで、これが一番新しい作品。あとはずい分昔のもので、比べると絵柄が違います。すごく上手くなっている。表題作の絵柄は好み。
高坂は武田と中学からの腐れ縁。大人の今も彼の親が経営する会社で一緒に仕事をしているのですが、上がり症の武田は昔
...続きを読むから緊張した時には高坂の首に噛み付いたら落ち着く、というヘンな癖があって…
ただ噛み付かれるだけの行為に、ドキドキして戸惑う高坂も、大人なのにまだ噛み付いちゃってる武田も、恋に臆病なヘタレだったりします。テキパキしてる兄ちゃんがいなかったら、いつまでたっても噛み付いてるだけだった?
続く2作は掘り下げ方が甘かったせいか、ちょっと感情移入しにくかったかな。どうして、好きになっていったのかというのが曖昧で、説得力に欠けていた気がします。前後が説明不足で意味不明なところが残念。
最後の愛一貫?これはかなり気に入りました。坊主攻は萌える。攻受が男っぽいのがいいし、ちょっとレトロな893ものというのもツボ。
痛いようにみせて、実はすごくあまーいところがよかったです。もう少しエロが濃厚だとさらによかったかな。
カバー下はかわいかった~お兄ちゃんに笑った。