作品一覧

ユーザーレビュー

  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢

    Posted by ブクログ

    これは美しく、切なく、温かい物語だ。スポーツ・ノンフィクションで
    あり、政治の話であり、戦争の話であり、ひとりの青年の成長の
    物語でもある。

    著者は著作を通してひとりの老人と知り合う。ふたりを巡り合わせた
    本の話は、いつしか老人の人生へと移って行った。それが本書を
    書くきっかけとなった。

    老人の名前はジョー・ランツ。1936年、ナチス政権下で開催された
    ベルリン・オリンピックに8人漕ぎボートのアメリカ代表として同じ
    ワシントン大学ボート部の仲間と一緒に出場した。

    このジョー・ランツを核として物語は進む。ランツの人生だけでも
    充分過酷なのだ。大恐慌後のアメリカで実母を早

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    2017年08月23日
  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢

    Posted by ブクログ

     世界大恐慌の余燼がくすぶり、ヒトラー抬頭により大きく動こうとする時代を背景に、希望と不安、友情と憎悪、勝利の栄光と敗北の挫折などが交々に織りなすマグマを裡に秘めた静かで、熱い水上のドラマ。

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    2015年06月11日
  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションにおける最優秀作品の一つだと思う.主人公の逆境と悲しみ,そこからの努力.豊かな人のスポーツと思われているボートに集まる貧乏な育ちの子供.素晴らしい.金メダルをとるということがわかっているのでハラハラドキドキはないのだけれど,よく書けている.

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    2015年03月02日
  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢

    Posted by ブクログ

    1936年、ベルリンオリンピック。ボート競技の花形エイトに賭けた青春。
    ボートを知らなくても楽しめる、とありましたがその通り。
    コックスを含めた9人の若者が集まるまで、が序章。たまたま筆者の隣家に住んでいたジョーランツを中心にして話は進みます。
    見せ場はたくさん有ります。1年生としての東部の大学対抗戦での優勝、2年生の時のポキプシーでの優勝、3年生の時の連覇、そしてオリンピック代表選考会での優勝。
    それぞれが劇的な勝利で、また単調なレース(ホントはそうじゃないんだろうけど素人にはそう見える)を手に汗握る駆け引きの描写にしてしまう作者の力量も凄い。
    時代を感じさせる描写もあって興味深い。ベルリン

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    2015年03月02日
  • ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢

    Posted by ブクログ

    古き良きアメリカが大好きなおっさんには本当に楽しいんじゃないかな。相性の問題だけなんだけれど。訳は悪くないんじゃないかな。たぶん。

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    2015年02月01日

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