こういう、唯一無二に好きな相手は自分を抱いてなんてくれないからと自分を酷く抱いてくれる相手に身を委ねつつも、でもその相手とやりたかったわけでもないっていうややこしい感情、大好きで! 愛というにはどす黒くて恋と呼ぶには清らかで親友と名付けておくことが一番都合がいいような関係に甘んじていたのにそれがある
...続きを読む日突然破綻することで溢れ来るものとか。100冊に1冊出会えるかどうかのドストライクでした。逆にいうと非常にニッチ。
四角関係における2つのCPが同時進行するので人物相関図と感情の矢印を把握しないと分かりづらいのにそれを説明する導入部がほとんど無いのではる編に移る3話あたりで混乱するかもしれないけれど、あえて柏木はるを主軸にそれを取り巻く情景としてとらえるとはるの中に鳴る音と周囲の予期しない音達とが重なり合ったときに奏でられる旋律がとても美しくてとにかく大好きな作品でした。座右に置きたい。