今井芳昭の作品一覧
「今井芳昭」の「影響力~その効果と威力~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「今井芳昭」の「影響力~その効果と威力~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
社会心理学に基づいて、人の人に対する影響力を分類し,解説している。
大学の先生が書かれた真面目な本で、参考文献も膨大にある。
新書としては,とても役立つものだと思いました。
本書では,影響力について6章で取り上げている。
1 人はアメとムチに弱い - 賞影響力と罰影響力
2 人は権威に弱い - 専門影響力と正当影響力
3 人は好きな人に弱い - 参照・魅力影響力,情報影響力
4 人は人の行動に弱い
5 人は集団の空気に弱い
6 人は無意識レベルでつつかれると弱い
p255で
「(e) コミットメント(関わり)
コミットメントとは聞き慣れない言葉ですが,あることに「関わり」をもつことです。
Posted by ブクログ
どの章も「人は~に弱い」となっていて、思わず引き込まれます。
「弱い」は「影響力を受ける」とほぼ同義ですが、心理学のかなりの分野は人間の「弱い」ところを探究している気がします。
強い人間にいきなりなれなくとも、弱さの自覚なら少しくらいできそうです。逆にいえば、弱さの自覚があってはじめて、強がりを脱して本当の強さに一歩近づくのではないでしょうか。
この本は人間の心を狭い枠組みにとらわれずに、弱さという一般的な言葉から出発して、実生活との接点も意識しながら見つめている印象を受けます。
最新の文献も多く紹介されており、「心理学入門」と銘打った書物以上に入門書(それでいてレベルも低くない)の価値を秘め